くらし オレンジカフェから始まる 出会い つながり いつまでも健康に

「オレンジカフェ」とは、認知症の方やその家族、地域の方等が、コーヒーやお茶を飲みながら交流し、認知症への理解を深める場所です。
どなたでも参加できますので、新たなつながりや会話を楽しみに、ぜひ、参加してみませんか。

問合せ:高齢者福祉課介護予防事業係
【電話】3802-4034

■オレンジカフェへようこそ
オレンジカフェはふれあい館等を利用し、区内の14か所で実施しています。
今回は、南千住ふれあい館で開催されている「Mカフェ~南6」に夫婦で参加している塩崎さんと、カフェ設立当初から運営に携わっている古川さんにインタビューを行いました。

◆現場の声を聞いてみました
▽塩崎 陸子さん
活動に参加している知り合いや、地域包括支援センターの職員さんの紹介で参加しました。以前は夫とお店を経営していて、お客さんとのコミュニケーションが頻繁にありましたが、今は家に2人で、なかなかたくさんの人と会話することがありません。最初に参加したころは、思ったことをすぐに口に出すことが難しかったのですが、皆さんとお話していくうちに楽しく会話できるようになりました。
カフェには毎月参加していて、皆さんとの会話や催しを楽しみにしています。

▽塩崎 勇さん
約1年前に倒れてしまい、医師からたくさんの人と話をするように言われ、参加しようと決めました。
初めは、知らない人が多く、参加することに抵抗がありましたが、周りの和気あいあいとした雰囲気に私も楽しくなってね。「笑う」ってことはやっぱりいいことですね。あと、お手伝いに来ている職員さんも元気にあいさつしてくれるので、それだけでも行くことが楽しみになりましたね。
今は女性の参加者が多いので、ぜひ男性の参加者もお待ちしています。

▽古川 代志江さん(スタッフ)
運営に携わるきっかけは、当時の地域包括支援センターの職員さんからのお誘いです。ちょうど、ボランティアに参加したいなと思っていたときに、オレンジカフェをやるのでお手伝いを探していると声をかけられ、参加しました。最初は1人だったけど、だんだん増えてね。
このカフェの運営に携わってよかったなと思うことは、たくさんの出会いがあることですね。今まで通っていたお店の方とオレンジカフェで偶然再会したり、カフェを通して知り合った方にスーパーで声をかけていただいたりとさまざまな方と出会い、会話するきっかけが増えました。
毎回、「今日はどんな方が来るのかな」と楽しみにしていますので、おいしいコーヒーを淹(い)れてお待ちしています。

◆オレンジカフェでお待ちしています。
各カフェによって日時・参加費等が異なります。詳細は、荒川区ホームページ(本紙の二次元コード)をご覧ください。

■チームオレンジに参加してみませんか
「チームオレンジ」とは、オレンジカフェの運営や見守り・声かけ等、地域の「認知症サポーター」等が認知症の方やその家族等の支援ニーズにあった具体的な支援につなげる仕組みです。
認知症の方もチームの一員として主体的に参加でき、活動内容等を話し合いながら、本人の意向を活動に反映していきます。
現在、区内5か所で活動しています。参加方法等の詳細は、近くの地域包括支援センターにお問い合わせください。
地域包括支援センターの場所は、荒川区ホームページ(本紙の二次元コード)をご覧ください。

◇チームオレンジの関連イベント
・認知症サポーター養成講座
日時:11月7日(金)午前10時~11時30分
会場:峡田ふれあい館2階洋室1・2
対象:区内在住・在勤・在学の方
定員:20人(申込順)
内容:認知症の基礎知識と対応方法

申込み・問合せ:9月22日(月)から電話で、荒川地域包括支援センター
【電話】5855-3323

■9月は認知症月間
9月は「認知症月間」、9月21日は「認知症の日」です。区でも、認知症への関心と理解を深めるための取り組みを行います。

◇区内施設での展示
認知症に関する展示や関連資料等の配布を行います。
期間・会場:
・9月26日(金)まで…ゆいの森あらかわ
・10月8日(水)まで…南千住図書館、尾久図書館
・10月15日(水)まで…町屋図書館、日暮里図書館

◇認知症普及啓発グッズの配布
認知症普及啓発用クリアファイルを配布しています。
※なくなりしだい終了
配布場所:区役所2階高齢者福祉課、各地域包括支援センター、左記の展示会場(展示期間のみ配布)

◇あらかわ遊園観覧車のライトアップ
認知症普及啓発活動のテーマカラーであるオレンジ色にライトアップしています。
期日:9月21日(日)
時間:午後5時30分~8時

問合せ:高齢者福祉課介護予防事業係
【電話】3802-4034