健康 12月1日は世界エイズデー

■エイズを正しく理解しよう~エイズへの理解と支援の象徴「レッドリボン」
WHO(世界保健機関)は、1988年にエイズまん延防止と、患者に対する差別・偏見の解消を図ることを目的に、12月1日を世界エイズデーと定めました。
令和7年度のテーマは、「U=U 検出されない=性感染しない」です。このテーマには、「U=U」という言葉を浸透させ、もう一度HIV・エイズのことをみんなで考えようというメッセージが込められています。
HIVは、感染の早期発見、治療の早期開始をすることでエイズの発症を防ぐことができるため、早めに検査を受けることが大切です。

◇HIV・エイズとは
HIVは、ヒト免疫不全ウイルスのことです。
HIV感染症は、HIVに感染している状態で、免疫細胞が破壊され、免疫力の低下がみられます。HIVに感染しても、すぐに症状は現れず、自覚症状がほとんどありません。その後、さらに免疫力が低下し、健康なときに病気を起こさない弱い菌にも感染しやすくなります。この状態を、「AIDS(エイズ)(後天性免疫不全症候群)」といいます。

◇差別や偏見をなくそう
HIV・エイズの感染経路は、性行為や血液感染です。そのため、性行為以外の日常生活では、感染しません。
近年では、HIV治療を継続的に受けることで、血液中のウイルス量が検査で検出できない程度に抑えられ、性行為によってHIVが感染することがないこと(U=U)も確認されています。最新の知識を知ることで、差別・偏見の解消につなげることが大切です。

◇心配なことがあれば検査をお勧めします
感染初期は自覚症状がないため、適切な時期に検査を受けることが重要です。感染の可能性があってから2か月以降に検査を受けることをお勧めします。保健所では、無料・匿名・予約制でHIV検査を実施しています。詳細は、荒川区ホームページ(本紙の二次元コード)をご覧ください。

◇荒川区HIV相談・検査専用電話
【電話】3805-9467
※(土)・(日)・(祝)等を除く、午前8時30分~午後5時15分

相談・問合せ:保健予防課感染症予防係
【電話】内線430

■あらかわ遊園 観覧車ライトアップ
レッドリボンにちなんだ赤色にライトアップします。
日時:11月28日(金)~30日(日)午後4時30分~8時