くらし 新しい総合庁舎の整備を進めています

新しい総合庁舎は、立石駅北口地区市街地再開発事業により建設される2棟の建物(東棟・西棟)のうち、東棟へ移転する予定で整備を進めています。完成は令和12年3月(※)、移転時期は令和12年度を予定しています。
※既存建物のアスベスト除去などの影響で解体工事などの期間を変更したため、完成予定を令和10年10月から令和12年3月に延伸しています。

駅前に移転することで、来庁しやすく、より便利になります

立石駅北口地区の建物解体工事の様子
(詳しくは本紙をご覧ください)

■「安心・安全を支える おもてなしサービスの拠点」を実現するための3つの重点整備項目
▽便利で快適な区民サービス
・3~5階に来庁者の多い窓口を配置し、来庁目的に沿ったライフイベント・福祉・子育ての総合窓口を設置
・待ち時間を快適に過ごせる空間を整備
・全フロアにバリアフリートイレを整備
・車椅子を使用する方が利用しやすい通路幅やエレベーター空間を確保

▽防災機能の強化
・大規模災害発生時に、災害対策本部としての役割や必要な行政活動を継続的に行えるように建物・設備を整備
・一般的な建築物の1.5倍相当の耐震安全性能を確保
・荒川洪水時に浸水を避けるため、主要な機械室や電気室などを2階以上に設置

▽地球温暖化対策のモデルとなる庁舎
・標準的な一次エネルギー(※)消費量を国の基準値より50%以上削減できる建物であることを示す「ZEB Ready」の認証取得をめざす
・建物中央部に内部吹抜を設け、上部から自然光を導くとともに、自然換気・通風を行い、春・秋には空調機器の停止を可能とする
※石油、太陽光など自然界にあるエネルギー源

近年の急激な物価・工事費の高騰などの影響を受け、新庁舎の整備費用が増加しています。新庁舎の整備費用は、現時点で次のとおり見込んでいます。

■整備費用
令和4年12月時点:約282.3億円
令和7年2月時点:約357.9億円

◆内訳
▽床購入費(※1)
令和4年12月時点:約267.1億円
令和7年2月時点:約329.2億円
(内訳)
・区庁舎床
令和4年12月時点:約242.0億円
令和7年2月時点:約298.2億円

・東棟公共駐車場床
令和4年12月時点:約25.1億円
令和7年2月時点:約31.0億円

▽仕様追加工事費(※2)など
令和4年12月時点:約10.0億円
令和7年2月時点:約23.5億円

▽備品購入・運搬経費など
令和4年12月時点:約5.2億円
令和7年2月時点:約5.2億円(※3)

※1 建物(東棟)の床を取得する費用
※2 フロア内の間仕切壁、特殊設備などを整備する費用
※3 備品(机・カウンターなど)購入費などについては、今後精査します

整備に必要な財源として、平成19年度から計画的に総合庁舎整備基金を積み立てており、令和6年度末の積立額は、約220億円(令和6年度決算見込額までの合計額)です。今後も積み立てていくとともに、特別区債の発行も検討していきます。

急激に変化している物価、建築工事費などの状況を今後もしっかりと注視し、将来を見据えて、総合庁舎として必要な機能を備えながらも費用をできるだけ抑える工夫を検討し、新庁舎の整備を進めていきます。

担当課:総務課総合庁舎整備担当
【電話】03-5654-8393