くらし 想い〜区長室から〜

江戸川区長 斉藤 猛
「ろう者(耳のきこえない方)にも国際的なスポーツ大会を」。1924年、こうした思いで創設された第1回デフリンピック大会は「国際サイレント大会」という名称で、フランスのパリで行われました。
それから100年が経ち、今月の15日から26日までの期間で「東京2025デフリンピック」が開催されます。日本での開催は今回が初めてで、冒頭に触れた第1回大会から100周年に当たる記念すべき大会です。
本大会で行われるのは、陸上競技やサッカーなどの21競技です。基本的なルールはオリンピック競技大会と同じですが、普段は補聴器などを使用している選手がいても、競技中は外して全員が“耳がきこえない”状態で競い合います。そのため、陸上の100m走などでは、ピストル音の代わりに「スタートランプ」で合図されます。その100m走のデフ世界記録は10.21秒という驚きのタイムです。
そんな“耳がきこえない”超人的なアスリートの祭典に江戸川区からは5人の選手が参加されます。出場される皆さんのご活躍を期待しています。頑張ってください!

頑張れの手話:両手で拳を作り、2回下ろします
※詳細は本紙をご覧ください。