くらし 小平市立図書館 開館50周年

小平市の最初の図書館が昭和50年(1975年)5月18日に開館して、今年で50周年を迎えます。
現在、市内には8つの図書館と、公民館の中に図書館が併設された3つの分室があり、多くの方にご利用いただいています。50年の間に、インターネットでの予約受付や蔵書検索など、さまざまなサービスを展開してきました。今後も、時代にあった取り組みを行っていきます。ぜひ、ご利用ください。

■図書館50年のあゆみとこれから
昭和50年5月 小平市図書館開館(現在のなかまちテラスの位置)
昭和54年4月 花小金井図書館開館
昭和55年7月 小川西町図書館開館
昭和56年6月 喜平図書館開館
昭和57年6月 上宿図書館開館
昭和60年7月 中央図書館開館(旧市庁舎跡地に建設) 小平市図書館を仲町図書館に改名
昭和61年2月 日本初の図書館コンピュータ処理システム(POS(ポス)システム)を導入
昭和62年7月 津田図書館開館
平成13年1月 大沼図書館開館
平成18年5月 花小金井図書館移転
平成27年3月 仲町図書館リニューアル開館(なかまちテラス内)
令和8年 小川駅西口に小川西町図書館移転(予定)

■開館からこんなに変化しました
◇蔵書数(総計)
昭和50年度:59,869冊
令和5年度:1,219,951冊

◇年間貸出数
昭和50年度:414,392冊
令和5年度:1,365,201冊

出典:小平市立図書館事業概要

■当時の職員に聞きました
元中央図書館長 蛭田廣一さん

◇大行列のため、開館時間を繰り上げ
小平市図書館開館日は、午前11時に開館予定でしたが、午前8時ごろからこどもたちが続々と集まり、上の写真のように、道路にあふれんばかりでした。交通整理に当たった警察から、事故の恐れがあるので早急に開館してほしいとの要請があり、予定を繰り上げて開館しました。開館と同時に、館内は大混雑となり、登録や貸し出しに職員は息つく暇もありませんでした。貸出冊数は当日だけで4,000冊を記録しました。

◇開館当初の貸し出しシステム
利用者は増え続け、開館時に3万3,000冊あった本はみるみる減り、1か月後には本は書架の片隅に散在するような状況でした。開館当初は、利用カードや本のタイトル・番号、返却日などの情報を貸出し機(右上写真参照)で写真に撮って記録する方法(フォト・チャージング)で本を貸し出していました。この方法は費用がかかるうえ、督促処理に手間がかかり、対応が大変でした。中央図書館開館の翌年には日本初の図書館コンピュータ処理システム(POSシステム)を導入し、貸し出しが簡単になりました。

■小平市立図書館に行こう
本の貸し出しや自習室の利用のほか、さまざまなイベントを行っています。
・おはなし会
・ふるさとの新聞元旦号展
・デジタルアーカイブ
・夏休み家族一日図書館員

◇近隣市の図書館も利用できます
市内在住の方は、東村山市、清瀬市、東久留米市、西東京市、立川市、小金井市、国分寺市、東大和市の図書館も利用できます。

近隣市の図書館利用方法やイベントの案内など、詳しくは小平市立図書館ホームページ(左図QRコード)を見てね。
※二次元コードは本紙またはPDF版をご覧下さい。

■開館50周年記念事業
小平市立図書館のこれまでとこれから
デジタル社会における図書館の役割
元中央図書館長の蛭田廣一さんが、開館から10年目までの初期の事業展開、10年目から25年目までの充実期の事業展開、25年目以降の改革期の事業展開に分けて解説するほか、今後求められる図書館サービスについてお話しします。
日時:5月18日(日) 午後2時~4時 1時30分開場
場所:中央図書館3階視聴覚室
定員:80人程度
申込み:当日、会場へ(先着順)

問合せ:中央図書館
【電話】042-345-1246