スポーツ 見えない世界で楽しむ ブラインドサッカー(R)を知っていますか

市には、国内初のブラインドサッカー専用コート「MARUI(マルイ) ブラサカ!パーク(花小金井8-25-1)」があり、ブラインドサッカー日本代表などが強化練習を行っています。代表選手のホームグラウンドともいえることから、小平市とブラインドサッカーは深い関わりがあります。
※「ブラインドサッカー」および「ブラサカ」は、NPO法人日本ブラインドサッカー協会の登録商標です。

■ブラインドサッカーを知ろう
ブラインドサッカー(通称ブラサカ)とは、ゴールキーパー以外が全盲の選手で、アイマスクを装着し、音の出るボールを用いて5人の選手でプレーするパラスポーツです。視覚障がい者と目の見えるガイドやゴールキーパーが力を合わせてプレーするため、「音」と「声」によるコミュニケーションが重要です。

フィールドプレイヤー:アイマスクを着用
監督・キーパー:攻めや守りを指示
ガイド:ゴールの位置や距離などを教える
観客:試合中は静かに見守り、シュートが決まったときは大きな歓声を
ボール:内部に金属のプレートが取り付けられており、転がると音が鳴る
「ボイ!」という掛け声(スペイン語で「行く」):ボールを持った相手に向かって行く時に、危険な衝突を避けるため「ボイ!」と声を出す
※詳細は本紙またはPDF版をご覧下さい。

見えていないとは思えない、トップスピードで走りまわる姿や正確なパス、力強いシュートなどのプレーは、迫力満点です。

■ブラサカと小平市の関わり
市では、NPO法人日本ブラインドサッカー協会と連携し、ブラインドサッカー体験会や代表練習見学会の実施、小学校での体験型の教育プログラムであるスポ育(R)の実施など、パラスポーツ推進のため、さまざまな取り組みを行ってきました。
令和7年3月17日には、これまでの協力関係を一層強化し、発展させるため、包括連携に関する協定を締結しました。

■市内在住のブラインドサッカー男子日本代表強化指定選手
高橋裕人(たかはしひろと)選手
激しいボディコンタクトが魅力のスポーツ
学校の先生の勧めで始めました。パラスポーツの中で、ブラインドサッカーのように激しくコンタクトするスポーツはなく、唯一無二の魅力があります。今までも小学校訪問などで市民の方やこども達と交流する機会がありましたが、ブラインドサッカーにもっと興味を持ってもらい、応援してもらえるよう、活動を続けていきたいです。
街で見かけたら、ぜひ声を掛けてくれると嬉しいです。ロサンゼルスパラリンピックに向けて頑張ります。
応援をよろしくお願いします。

■ブラインドサッカーの競技部門全体の統括や育成を担う、ハイパフォーマンスディレクター
魚住稿(うおずみこう)さん
地元の皆さんに愛されるチームに
見える人も見えない人も、勝利のために協力し合うところが競技の魅力です。20年以上携わっていますが、いまだに、高橋選手含め、こんな事ができるんだ、という驚がくのプレーを見られるので、本当に面白い競技だなと思います。
パリパラリンピックでは悔しい結果になったので、ロサンゼルスパラリンピックでのメダル獲得に向けて練習に励んでいます。
ブラインドサッカー代表のホームグラウンドとして、地元の小平市の皆さんに愛されるチームを目指します。

インタビューは、小平市ホームページ(右図QRコード)にも掲載しています。今後も、NPO法人日本ブラインドサッカー協会と連携し、各種イベントを実施予定です。決まりしだい、市報こだいらや小平市ホームページ(ID116468)でお知らせします。
※二次元コードは本紙またはPDF版をご覧下さい。

問合せ:文化スポーツ課
【電話】042-346-9612