くらし Mayor’s column

■市長コラム
▽豊かで便利な住環境で心安らぐ生活を
先月11月3日は「文化の日」でした。現在の文化の日は「自由と平和を愛し、文化をすすめる日」として祝日法に定められていますが、戦前までの11月3日は明治天皇の誕生日として、欧米列強に対峙するために江戸幕藩体制から近代国家への道を歩み始めた明治の日本を象徴する祝日でした。つまり、11月3日は近代国家としての礎を築いた「明治の日本」の精神と、平和と文化を希求する「新しい日本」の理想が交わる、歴史的な連続性を持つ日です。
日野市では毎年この文化の日に合わせ、地方自治、生活の安定、教育の振興、産業の発展、徳行などの分野でご尽力いただいた市民の皆さまを表彰しています。11月1日には表彰を受けられた皆さまに敬意を表し、その功績に深く感謝の意を表すために、日野市表彰式を挙行しました(詳細は今号裏表紙参照)。
私は政策目標に「豊かで便利な住環境で心安らぐ生活を」を掲げています。これは単なる豊かな自然環境や都市基盤整備だけにとどまりません。心安らぐ生活とは、市民一人ひとりの文化的な潤いや精神的な充足があってこそ実現します。今回表彰された方々だけでなく、多くの市民の皆さま一人ひとりの日頃の活動やふるさとへの愛情は、心安らぐ生活の基盤です。
いよいよ師走、何かと気忙しい毎日から、あっという間にお正月です。こういう時こそ「文化の日」の心の落ち着きを思い起こし、心安らぐ生活環境を共につくっていきましょう。

■今月の一句
文化の灯 気づけば拝む 初日の出