- 発行日 :
- 自治体名 : 東京都日野市
- 広報紙名 : 広報ひの 2025年11月号
■全国児童相談所共通ダイヤル【電話】189(いちはやく) ※夜間・休日も対応、通話料無料
令和2年の児童福祉法等改正により、法令上も体罰が明確に禁止されました。命に関わる暴力だけが虐待ではありません。「しつけのつもり」でも、体罰はすべて虐待に当たります。
また、子どもの前での激しい夫婦けんかやDVは、心理的虐待に当たります。近年、これらの虐待が子どもの脳の発達に深刻な影響を及ぼすことが、さまざまな研究で明らかになりつつあります。
▽児童虐待が子どもに及ぼす悪影響
・孤独感や疎外感を抱きやすくなる、かんしゃくを起こしやすくなる
・欲求や不満を他者やものへの攻撃、衝動的な行動で表現するようになる など
・厳しい体罰で前頭前野の容積が縮小(萎縮)
・暴言で聴覚野が変形
・親の暴力の目撃で視覚野の面積が縮小(萎縮)
友田明美2018体罰や言葉での虐待が脳の発達に与える影響
日本心理学会心理学ワールド80号をもとに作成
■以下はすべて体罰であり、虐待です
・何度も言葉で注意したけど言うことを聞かないので、頬を叩いた
・いたずらをしたので、長時間正座をさせた
・宿題をしなかったので、夕食を与えなかった
・いくら言ってもゲームをやめないので、ベランダに出した
▽気付いて欲しい子どもと保護者のSOS
・子どもの泣き叫ぶ声が頻繁に聞こえる
・子どもが夜遅くまで外に放置されている
・親が子どもに大声で怒鳴ったり暴言を吐いたりしている
・学校や幼稚園、保育園を理由もなく休みがち
・子どもがけがをしたり、病気になったりしても、病院に連れて行かない
▽虐待と思ったらためらわず連絡を
虐待あるいは虐待が疑われることを見聞きしたら、ためらわずに連絡(通告)してください。通告は子どもを守るだけではなく、困っている家庭を支援につなげることにもなります。周囲の子どもたちに関心を持ち、社会全体で子育て世代を見守り、応援していきましょう。
※通告は守秘義務違反に当たりません(児童虐待の防止等に関する法律第6条)
■啓発事業を実施します
【ID】1020348
▽児童虐待防止啓発パネル展示
日時:11月1日(土)~29日(土)
場所:市役所1階市民ホール
※日曜日を除く。七生支所展示スペース、子ども包括支援センターみらいく1階、多摩平の森ふれあい館3階
※W(ダブル)リボンパネル展として実施
【ID】1029781
▽オレンジリボン運動
オレンジリボンは、子ども虐待のない社会の実現を願う市民運動のシンボルです。推進月間中、市職員などがオレンジリボンを着装します。オレンジリボンは子ども家庭支援センターなどで配布しています。
▽児童虐待や子育てをテーマとした企画展示
日時:11月中
場所:高幡図書館、日野図書館
その他・注意事項:詳細は各図書館に問い合わせを
■妊娠や出産に関する悩み、ひとりで抱え込まないで
例えば…
・まさかの妊娠、どうしよう?どうしたらいい?
・妊娠したかもしれないけど誰にも言えない
・ひとりで産むように言われてしまった
・出産したいけれどお金がない
・産んだ後の子育て、できるかな
【検索】日野市 妊娠 相談
日野市にお住まいなら
母子保健係【電話】042-843-3663
月曜~金曜日(祝日、年末年始を除く)午前8時30分~午後5時
詳しい相談方法などはこちらから(本紙のQRコード参照)
【ID】1016180
問い合わせ:子ども家庭支援センター
【電話】042-506-2152
【ID】1020335
