イベント つなぐ 〜くにたち平和の日イベント〜
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- 発行日 :
- 自治体名 : 東京都国立市
- 広報紙名 : 市報くにたち 令和7年6月5日号(第1389号)
令和7(2025)年は戦後80年、そして「国立市平和都市宣言」(平成12(2000)年制定)から25年の年です。
今年の「くにたち平和の日」は「つなぐ」がテーマです。平和都市宣言に込められた思いや戦争を体験された方の平和への思いなどを、人から人、世代から世代、時代から時代へとつないでいきたいと思います。
戦後80年。この年に改めて平和について、どのようなことを考え、感じますか。
問合せ:市長室平和・人権・ダイバーシティ推進係
◆くにたち平和の日イベント
日時:6月21日(土)午前9時~午後4時
6月21日は「くにたち平和の日」です。市では、平成31年4月1日に「国立市人権を尊重し多様性を認め合う平和なまちづくり基本条例」を施行しました。この条例に基づき、「国立市平和都市宣言」の告示日であるこの日を、「くにたち平和の日」としています。戦後80年を迎える年の「くにたち平和の日」、日常や平和についてともに考えませんか。
◇パネル展
時間:午前9時~午後4時
場所:FSXホール(市民芸術小ホール) ロビー
・戦争体験アーカイブパネル
・東京大空襲体験絵本パネル「またあしたあそぼうね」
・「戦争と一橋生」(協力:一橋いしぶみの会)
◇くにたち原爆・東京大空襲体験伝承者定期講話
市が認定した伝承者が、市内に在住する広島の原爆体験者と東京大空襲の体験者から受け継いだ体験と平和への思いを、心を込めて語ります。
時間:
午前10時〜10時45分…広島原爆の講話
午前11時〜11時45分…東京大空襲の講話
場所:FSXホール(市民芸術小ホール)地下階 スタジオ
定員:50名(申込先着順)
申込み:6月18日(水)までに、参加者の(1)氏名(2)電話番号等の連絡先を申込みまで電話、メールまたは申込フォームより
※本講話は、体験者本人ではなく、体験と思いを受け継いだ伝承者による講話です。
・戦争体験者の高齢化―語る限界とつなぐ挑戦
「くにたち原爆・東京大空襲体験伝承者」
平成27年、市は、長崎で被爆された桂茂之(かつらしげゆき)さん(当時くにたち桜会・会長)と広島で被爆された平田忠道(ひらたただみち)さん(当時同副会長)とともに、原爆の体験と体験者の平和への思いを次世代に継承するため、伝承者(後継者)の育成を開始しました。
平成29年からは、東京大空襲の体験者・二瓶治代(にへいはるよ)さんが加わり、今日まで広島原爆、長崎原爆、東京大空襲の3つの戦争体験を語り継いでいます。
・体験者の“体験と思い”はそのままに、伝承者の数だけ「語り」がある
伝承者は、体験者から聞き取った体験や平和への思いを「事実を曲げない」「捏造しない」ことを原則として、伝承者自身の感性と生の言葉でストーリーを組み立てて、講話を行っています。
人から人へ、体験者のコピーではない語りこそが、伝承者講話の真髄といえます。
◇映画上映
2021年カンヌ国際映画祭 アウト・オブ・コンペティション部門出品
「アンネ・フランクと旅する日記」〈英語音声/日本語字幕〉(2021年/99分)
〔あらすじ〕
嵐の夜、オランダ・アムステルダムの博物館に保管されているオリジナル版「アンネの日記」からひとりの少女が現れる。彼女は、アンネの“空想の友だち”キティー。
キティーは、紡がれることのなかった日記の「その先」を求め、未来へと希望をつないでいく。
時間:午後1時30分〜3時30分(開場…1時)
場所:FSXホール(市民芸術小ホール) ホール
定員:270名(申込先着順)
申込み:6月20日(金)までに、(1)参加者代表の氏名(2)人数(3)電話番号等の連絡先を、問合せまで電話、メールまたは申込フォームより
・「アンネの日記」とは?
第二次世界大戦下、ドイツ生まれのユダヤ人少女アンネ・フランクが“空想の友だち”キティー宛につづっていた日記です。戦後、生き残ったアンネの父により出版され、世界中で読み継がれています。
・表紙の花:「アンネ・フランクの形見のバラ」(アンネのバラ)
「アンネの日記」で知られるアンネ・フランクを偲んで、ベルギーの園芸家がつくった新種のバラです。市では、平成12年の「国立市平和都市宣言」の記念植樹として、3本の苗木が郷土文化館に寄贈されました。現在では、市内小中学校、市役所、図書館などで、花を咲かせています。写真は、市役所西側広場のアンネのバラです。
※詳しくは本紙をご覧ください。
◆~平和をつくるのは、きっとコトバだ。~
「原爆の日を忘れないための一行のコトバ」募集
「言葉は私達を変える、これからの平和は今の私達がつくる。」(令和6年度選出作品より)
1945年8月6日と8月9日。ヒロシマとナガサキに原子爆弾が投下された日から、今年、80年目を迎えます。
忘れてはならない出来事を伝え、平和を紡ぐため、市では毎年、「8月6日と8月9日、原爆の日を忘れないための一行のコトバ」を募集し、「ふつうの日になったのか原爆の日」展として展示しています。応募作品は選考を行い、選出された作品を、来年1月に市内で展示します。
応募方法:9月3日(水)までに、(1)一行のコトバ(1人1点、未発表作品)(2)氏名・ふりがな(3)年齢(4)電話番号等の連絡先(5)(希望者のみ)匿名・年齢非公表希望の旨を明記のうえ、問合せまで郵送、メール(件名は「原爆とえんぴつ。」)と記載)または応募フォームより
注意事項:応募作品の著作権等一切の権利は、市に帰属します。作品の展示では原則氏名と年齢を表示しますが、匿名(ペンネーム不可)、年齢非表示が可能です。
◆ご自身の戦争体験を話してみませんか
自分が見た、体験した戦争のことについて話したい、伝えたい方(市内在住または市にゆかりのある方)はいらっしゃいませんか。詳細は、問合せまでお問い合わせください。
問合せ:市長室平和・人権・ダイバーシティ推進係
【E-mail】[email protected]