くらし 市長コラム多摩の風 第138回
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- 発行日 :
- 自治体名 : 東京都多摩市
- 広報紙名 : たま広報 令和7年11月5日号
■人や環境に優しい未来の交通
「宇都宮ライトレール」はご存じですか。先月、初めて乗ってきました。路面電車としては実に75年ぶりの新規開業とのこと。色鮮やかなデザインの低層仕様の車両はとてもお洒落で身も心も暖かくなりました。
広島や松山、もちろん、東京の荒川などで市電・都電に乗ったことはありますが、「宇都宮ライトレール」には新鮮な驚きと衝撃を受けました。
人口約51万人の栃木県の県都・宇都宮市はじめ北関東エリアは、もともと移動には車が必須と自家用車の保有率も高く、都市化の波と共に交通渋滞も常態化していたようです。
交通渋滞を無くし、車に頼る暮らしから人や環境に優しさをと目指した先がライトレールという新交通システムでした。
公共交通をどう維持していくかはいまや全国共通の課題です。多摩市でも地元バス会社と協議を重ね、私たちの足である路線バスやミニバスをどう維持していくか、減便や路線の見直しなどへの対応について、市民の皆さんと意見交換したところです。
来年1月には、多摩センターエリアにおいて市内で4度目の自動運転バスの社会実験が行われますし、豊ヶ丘・貝取商店街エリアでは遊歩道を走る2人乗りのモビリティ運行のサービス実証を行ったところです。市内のシェアサイクル利用者も増加の一途です。
多摩市で「ライトレール」をと思ってもハードルは高そうですが、人や環境に優しい未来の交通を共に考えませんか。
(多摩市長 阿部裕行)
