くらし 令和八年年頭所感 八丈町議会議長山本忠志

令和八年の年頭にあたり、八丈町議会を代表して、謹んで新年のご挨拶を申し上げます。
日頃から町議会への深いご理解と、議会活動に対する温かいご支援・ご協力を頂いておりますことに、八丈町議会議員一同、衷心より感謝申し上げます。
昨年の10月1日、町制施行70周年の記念すべき年に、見事にリニューアルした八丈島歴史民俗資料館をオープンすることが出来ました。同施設は八丈島の文化の拠点であり、八丈島民のため、またツーリストのために、八丈の歴史の原点として末永く存在感を示してくれるものと確信しています。
しかしながらその直後、八丈島・青ヶ島は台風22号・23号の直撃を受けることとなりました。
八丈町民の皆様方におかれましては、希望に満ちた輝かしい新春とは程遠い想いを抱きながら新年を迎えておられることと拝察申し上げます。
傷跡がまだ癒えぬまま新年を迎え、いつまでも消えぬ不安、はけ口のない憤り、深い絶望感と悲しみなどを胸一杯に溜めて、言葉にならない自身の感情と闘っておられることと思います。
実はこの想いは、被災後、痛ましいまでに壊された我が郷土の姿を機上から見た時の私自身の想いに他なりません。
しかしながら、驚いたこともありました。
東京都による自衛隊への迅速な災害派遣要請、災害救助法の適用、局地激甚災害指定など、八丈町と東京都と国のネットワークの見事さは言うに及ばず、停電や断水への対応をはじめ被災者への住宅の準備、家屋や農漁業関連施設の被害調査など、町職員、都職員、自衛隊員の献身的な働きには感謝の言葉もありません。
そして更に、島内各所の民間の方々のご厚意によるお風呂や洗濯機の提供、炊き出しや水の配達等々、自分のことは後にして、他者のために力を尽くして下さる八丈町民の姿を随所で目にする機会がありました。
今、ライフラインなどの第一段階の復旧は進んでいますが、本当の復旧・復興はこれからだと思っています。公私を問わず壊れた施設・設備の再建、産業継続のための支援など、先は長いですが一歩ずつ前に進む努力を続けなければなりません。
そのために我々議員は常に議会の役割と責任を認識し、住民の皆様の願いや思いを意識して、その期待に応えるよう全力を尽くしてまいりますので、今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。
結びに、八丈町のために災害見舞金や支援物資を届けてくださいました全国の皆様に、心より御礼を申し上げますとともに、八丈町が一日も早く復活を果たし、今年が復興元年の幸多き年となりますよう祈念して、新年のご挨拶といたします。