くらし 市長だより

横浜市は、2022年9月に「横浜DX戦略」を発表し、市民の皆様に便利さを実感していただけるよう、デジタル化を進めてきました。
当初は、スマートフォンやパソコンで申請できる行政手続きは全体の半数程度でしたが、現在では9割もの手続きがオンラインでできるようになっています。
今後は、便利なオンライン手続きをもっと多くの方にご活用いただけるよう、市からの情報発信にも努めてまいります。
全国初の子育て応援アプリ「パマトコ」も進化中です。「離乳食を食べてくれない」「口周りの湿疹が気になる」といった、子育て中の不安なことや子どもの健康に関する心配ごとを、医師等に無料で相談できる新たな機能が加わりました。
妊娠中のご相談にも対応しています。また、授乳室やおむつ交換台の有無など外出時のお役立ち情報や、親子で楽しめるイベント検索機能の充実も図っています。
今後は、保護者の皆様からご要望の多かった、家庭から学校への書類提出、放課後預かりの出欠連絡、小学生の夏休み預かり中の昼食注文も、パマトコで手続きできるようになる予定です。
小中学生の教育においては、市内26万人の児童・生徒の学習データを活かして、一人ひとりに合った効果的な学びにつなげていくほか、海外の生徒とのオンライン交流などを通じて、多様性と国際性を育む取り組みも推進していきます。
生成AIをはじめ、最新技術は目覚ましい進化を遂げています。横浜市はこれからも、テクノロジーの力で、行政サービスをもっと使いやすく、市民の皆様に寄り添ったものにしてまいります。

横浜市長 山中竹春