文化 浦賀、第二の開国へ

■世界へのゲートウェイへ 2029年以降、順次完成予定
東京湾の玄関口に位置し、ペリー来航の地であり、造船拠点として日本の近代化を支え、発展してきた浦賀。2021年に住友重機械工業株式会社から浦賀ドック周辺の土地が市に譲渡され、新たなまちづくりが始まっています。
市はインデックス株式会社ら17社のパートナーと共に、歴史を受け継ぎながら、世界に開かれた「第二の開国」への新たな一歩を踏み出します。

・ドックブリッジ
レンガドックをまたぐ橋を設置。橋の上からは、ドック全体を一望できる迫力ある景色を存分に味わえます。

・歴史ドックエリア
近代日本の造船業を支えたレンガドックを可能な限り保存し、イベントやコンサート会場として再活用。市民交流の場として再生します。

・海とまち共生センター
レンガドックに隣接した、ミュージアムやカフェなどが集まる複合施設。普段の生活から観光まで、新しい発見を楽しめます。

■時代を超えた挑戦へ
ペリー来航をはじめ、異国船と交渉した浦賀奉行所与力の中島三郎助の活躍や、第二次世界大戦後の引揚者受け入れなど、浦賀は歴史の中で幾度も日本と世界をつないできました。
これからも地域の皆さんと共に歩みながら、「開国の地」としての歴史や伝統を大切にし、海を生かした観光や交流の可能性を広げていきます。
また、海洋都市ならではの国際性と資源を活用し、世界に開かれた発信拠点を築きます。

◇観光でのにぎわい創出へ
明治時代から造船など、ものづくりの拠点として日本の近代化に貢献してきた浦賀。日本で唯一現存するレンガ造りのドライドック「浦賀レンガドック」など、歴史的・文化的資産を大切にしつつ、交流やイベントが開かれる新たなスポットへ。
浦賀奉行所やペリー来航の歴史、周辺の観光資源も生かし、世代を問わず幅広く楽しめる体験や施設も整備。歴史を未来へつないでいきます。

◇ワクワクする魅力的なまちへ
開国以来、国内外から多様な人と技術が集まり、産業や暮らしが根付いてきた浦賀。このつながりを大切にし、商業や文化、福祉、居住など都市機能を集積して、にぎわいと交流を生むまちへ。
浦賀駅周辺や市街地へのアクセスの向上、災害時の対策、再生可能エネルギーの活用も進め、安心して暮らせる、国内外に開かれた拠点を創出します。

※掲載した図や写真は現時点のイメージで、今後変更する可能性があります。

問合せ:企画調整課
【電話】822-8173