文化 大矢部、横須賀のルーツを感じる拠点へ

■大矢部みどりの公園 2028年4月開園予定
平安時代末期から鎌倉時代に活躍した三浦一族発祥の地、横須賀。市の中央部に位置し、東京ドーム約4個分の面積を有する大矢部弾庫跡地は、1939年に国有地となり、2003年まで自衛隊の弾薬庫として使用されました。
豊かな自然と三浦一族ゆかりの歴史的資産を活用するため、市は株式会社日比谷花壇ら8社と連携を開始。市民交流や防災機能も備えた、人・自然・歴史がつながる都市公園に生まれ変わり、開園後は市の所有地となる予定です。

・祈りのテラス
・農ライフバレー
・大屋根広場
・芝生広場

◇横須賀のルーツ「三浦一族」
衣笠を本拠地として鎌倉幕府の創設に尽力

■「人と歴史」を知る
市内には三浦一族ゆかりの史跡や寺院が多く残り、公園内にも円通寺跡や深谷やぐら群など貴重な歴史的資産が点在します。この歴史に思いをはせる神聖な場所として「祈りのテラス」を設置。
地元の三浦一族研究会や寺院と連携し、歴史ツアーの開催や語り手の育成に取り組みます。
※貴重な歴史的資産を守るためツアー時以外は立ち入りを制限

■「人と人」をつなぐ
広大な「芝生広場」は、公園としての機能を強化し、日常の憩いや遊び、イベント、自然との触れ合いなど、世代を問わず幅広く楽しめます。雨の日でも利用できる「大屋根広場」は、マルシェや子ども向けワークショップなど、さまざまな活動や交流の場に。防災倉庫も備え、災害時の物資配送拠点としても活用を予定。公園を通じてコミュニティづくりや交流を支え、誰もが自然や歴史に親しめる唯一無二の場所を目指します。

■「人と自然」を感じる
「農ライフバレー」は、農業体験や自然観察会などさまざまなイベントを通じ、人と自然、世代を超えたつながりが広がる場に。谷戸の地形や豊かな自然を生かし、公園を通じて新たな魅力を発信していきます。
また、人工物から離れ、静寂な森の中でヨガや深呼吸など、心安らぐ時間を楽しめるエリアも整備。最小限の施設で既存の自然を守り、訪れる人が心身をリセットできる非日常空間を提供します。

※掲載した図や写真は現時点のイメージで、今後変更する可能性があります。

問合せ:公園管理課
【電話】822-9572