くらし 〔Focus〕地域を支え、まちを彩る「人」

■高校生が「平和」をテーマにイベントを主導
市内4校の高校生が、市の若手職員と協働で企画。参加者に「身近な平和」を考えてもらうことを目的とした「Yokosuka Peace Project」は、今年で3回目の開催を迎えました。
高校生が「友人たちと音楽を奏でられる平和」をバンド演奏や合唱で体現したほか、「私にとっての平和」をテーマにしたスピーチも。
会場である平和中央公園の幻想的なロケーションと共に、参加者たちが平和に想いを馳せるひとときとなりました。

■活気ある上町を共創する商店街と博物館
◇「上町イベント実行委員会副委員長 田口 堅一郎さん」×「自然・人文博物館学芸員 内舩 俊樹」

上町の歴史を共に歩んできた商店街と博物館は、2017年より連携をスタートさせ、さまざまなイベントを協力して開催してきました。
きっかけは、博物館が商店街の中で出張展示を行った「おでかけ博物館」。
これにより「これまで坂を挟んでやや距離を感じていた両者の関係がぐっと近づいた」と内舩学芸員は振り返ります。その後は、田口さんを始めとする商店街の皆さんの発案を受け、夜の時間にも博物館を楽しめる「ナイトミュージアム」が誕生。今では商店街のハロウィンイベントと同時期に開催するなど、大人から子どもまで人気を集める恒例行事となりました。
10月11日には、ファッションショー「横須賀クロスロード」が博物館で開催されました。学芸員の解説を聞いて構想を膨らませ、「記憶をまとう」をテーマに多世代のモデル達が出演。昭和の衣装や商店街各店とのコラボレーション衣装を通じて、市民吹奏楽団と共に地域を大いに盛り上げました。田口さんは「自分たちがまず楽しむことが大切。その楽しさがみんなに広がる」と語ります。
世代を超えた仲間との共創が、新たな活気に。「これからも、これまで培ってきた魅力と新しい風を融合し、誰もが楽しめる上町らしいイベントで次世代へと想いをつないでいきたい」そんな二人の強い願いが感じられます。

■上町に息づく文化 新たな魅力発信へ
◇横須賀市文化会館館長 岡田 典一さん

今年で開館60周年を迎える文化会館は、市民の文化拠点として、上町の歴史を支えてきました。
館長の岡田さんは「催しに訪れた方が商店街にも足を運んでほしい」と、自ら取材・執筆する上町エリアの無料情報誌を発行。親近感ある文体で書かれたスポット情報が人気を博しています。
「みんなで上町を盛り上げたい」という想いから、来年2月には、周辺文化施設と商店街の共同イベントも開催予定。文化・教育施設が点在する「文教地区ならでは」の上町の特徴を生かした、まちの活性化に力を注いでいます。

■上町に根ざす一人一人の居場所
◇アンガージュマン・よこすか理事長 島田 徳隆さん

上町商盛会商店街の一角で、不登校やひきこもりの若者たちを支援する島田さん。地域や商店街の皆さんとの温かなつながりが、通所者の自己肯定感を育んでいます。
イベントなどを通じ「さまざまな世代と交流し、社会との接点を得られることは、通所者にとってかけがえのない経験」と話します。地域と連携した居場所づくりにさらなる期待が高まります。