くらし 街歩きで魅力を「再発見」 懐かしいのに、新しいまち「上町」

■〔Interview〕上町商店街連合会の高梨会長と上町イベント実行委員会の田鹿委員長に上町の魅力を聞きました
本紙写真左:田鹿さん(花う代表取締役)
本紙写真右:高梨さん(たかなし洋服店代表)

◇古き良き伝統と新しい風が交わる上町の未来をつなぐ商店街
上町の魅力は、歴史ある看板建築の老舗店と、若い世代が営む個性的な専門店が共存していること。レトロな街並みや、中心地の喧噪(けんそう)から離れた穏やかさに魅力を感じ、上町を選んで出店する人も少なくありません。
うわまち病院の移転で一時的に人通りは減っていますが、店舗同士や地域の皆さんが顔を合わせ、つながれるイベントも積極的に開催。今後も地域と顔が見える関係を育み、安心感や新たなにぎわいづくりの一端を担いたいです。

※地図は本紙でご覧ください。

■上町商盛会商店街
平坂上から衣笠・三崎方面へ向かう場所にあり、昭和初期に商盛会を発足。
かつては三浦・三崎方面から市内へ海産物などを運ぶ、馬車の引き返し場所としてにぎわい、看板建築を模した銅葺ぶきのアーケードが特徴。近隣には、幼稚園や小学校があります。

◇「#ヨコスカアートセンター」
博物館など文化施設が点在する上町で、アートを通じた地域交流を目指し、2020年に開設されたギャラリー。多様な芸術と接する場として、展覧会やワークショップを開催するのは、写真や映像を専門とする大学講師の越中さん。買い物ついでに立ち寄る人も多く、誰もが気軽にアートに親しめる空間。まちの文化を担う存在として地域からの注目も熱い。

◇「#ベイクドみのり屋」
創業75年。玄米やライ麦を使った看板商品は今も愛され続ける味。

◇「#立花食堂」
昭和レトロで多彩なメニューが味わえる。ドラマのロケ地にも。

■中里通り商店街
平坂上から汐入方面へ入った場所にあり、江戸と浦賀を結ぶ旧道「浦賀道」沿いにできた商店街。近くには、中央図書館や、近代に造船業で活躍した緒明(おあき)氏が所有していた緒明山があります。
緒明氏の歴史をモチーフにした、商店街入口のシンボルタワーが目印。

◇「#うわまつり」
毎秋にぎわうファッションショーは、商店街がランウェイに。

◇「#松坂屋」
昔ながらの町の肉屋さん。地元野菜のソーセージはドイツ金賞。

■上町銀座商店街
横須賀中央駅から平坂を上がった場所にあり、明治初期頃から商店が集まり、昭和22年に商店会を結成。昔は多くの海軍士官が住んでいた地域です。100年以上続く老舗だけでなく、新規店舗も増加中。
多くの職人が集まり、豊富な専門店が立ち並びます。

◇「#atelier FAM」「#Maree Chanter」
空き物件だった店内でそれぞれの店舗を営む二人。
生き生きと働く商店街の人々や、新規出店でにぎわう上町に魅力を感じ、出店を決意。入口は一つ、店内には各店主のこだわりがつまった二つのエリア。
Maree Chanterの生花やドライフラワー、雑貨、atelier FAMのハンドメイド洋服やヴィンテージ古着は、まちの新たな彩りに。

◇「#みどり屋」
大正10年創業の祭礼衣装店。看板建築は上町銀座のシンボル。

◇「#MATKE」
北欧アンティークやレトロな古道具に出会える、市内屈指の店。

◇「#アキサポキッチン」
空き家を再生したシェアキッチン。曜日で変わる店舗にワクワク。

◇「#上町理髪店」
年代物のバーバーチェアが目を引く、ヴィンテージな店内。

◇「#ヨネヤ」
築100年の米問屋を改装。昼はおにぎり、夜は日本酒と音楽も。

◇「#向井製茶」
地元応援を掲げる3代目店主。走水海苔や猿島ワカメも販売。

▽日本基督教団 横須賀上町教会
国登録有形文化財
・歴史的な街路景観の形成に寄与

▽横浜市文化会館

▽平和中央公園

■〔Check〕病院跡地の新たなにぎわい拠点「うわまち広場」
うわまち病院の跡地を活用した、無料のイベントスペース。地域を盛り上げる、さまざまな催しが実施されています。人工芝が敷設された憩いの場は、誰でも自由に利用可能。遊具の設置も予定されており、親子の遊び場にも。