- 発行日 :
- 自治体名 : 神奈川県小田原市
- 広報紙名 : 広報小田原 令和8年1月号 第1281号
市では、みんなで支え合い、誰もが生き生きと、安心して暮らせるまち「ケアタウン」の実現に向けて取り組みを進めています。11月には、市内でスーパーマーケットを展開する事業者による移動販売事業「移動スーパー」が始まりました。
さまざまな担い手が力を合わせて進める、ケアタウンの取り組みを紹介します。
《「ケアタウン」とは?〜目指すべき地域の姿〜》
ケアタウンとは、年齢や障がいの有無、家庭環境などの違いにかかわらず、お互いを尊重し、見守り、支え合い、いざというときには必要なサポートを受け、誰もが安心して暮らし続けることができる地域社会の形です。
この実現のためには、住み慣れた場所での「人のつながり」が欠かせません。暮らしの中に顔の見える関係があれば、日頃から温かい声を掛け合ったり、ちょっとした困り事を手伝ったりすることもできます。また、こうした人のつながりは、災害時にも大切な支えとなります。
《多くの人の参加を〜現状と課題〜》
市内各地区では、独居高齢者の見守り訪問や健康づくりを目的とした交流会、ちょっとしたお手伝いを行う「生活応援隊」、多くの世代が集うサロン活動などが行われています。これらの活動は、各地区の実情に応じた内容で実施され、地域に定着しつつあります。
一方で、地域では高齢化が進み、日常生活に手助けが必要な人が増えています。また、コロナ禍を経て生活スタイルは変わり、隣近所のつながりが弱まったという声が多く上がっています。
そのため、多様化するニーズに対応するための取り組みの拡充と、継続的な活動を支える担い手の確保が課題となっており、これからの地域活動には、より多くの人の参加が必要です。
《地元企業との連携で「移動スーパー」始まる〜より一層の「人のつながり」へ〜》
現状の課題解決策の一つとして、地域にある企業や店舗、事業所などの社会貢献活動を、地域のつながりづくりに生かす取り組みが始まりました。
小売店舗の撤退やバスの減便などにより、買い物に不便を感じる人が増えていることを踏まえ、マックスバリュ東海と市社会福祉協議会、本市の3者で「ケアタウンの推進に関する連携協定」を締結。マックスバリュ東海の移動販売車による「移動スーパー」が11月から開始されました。
販売コースは、店舗が位置する川西地区を中心に、週5日間で計71カ所を巡回します。
この取り組みは、地域住民に買い物の場と交流の機会を提供し、巡回中には安全を見守ることが狙いです。市は市有施設を実施場所として提供するなどの支援を行っていきます。
◆「移動スーパー」への期待の声
みんなで暮らしやすい地域に
国道1号沿いのこの地区は、古くから人通りの多い住宅街で、平成の中ごろまでは八百屋や魚屋などの小売店がそろっていましたが、徐々になくなってしまい、今は買い物に不便を感じるお年寄りが増えているように思います。
「移動スーパー」は毎週、決まった曜日と時間に来てくれるので、店舗に行きにくい人たちは非常に助かるでしょう。品数も多く、次週の注文もできるので、楽しく買い物ができますし、集う人たちの交流や安否確認の場にもなってほしいですね。
これを機に、今後より一層、地域・事業者・行政の3者が協力し、日常生活のさまざまな課題に取り組み、暮らしやすい地域づくりに向けた「支援の輪」が広がることを願っています。
山王70区自治会 会長 山田さん
◆その他の取り組み
移動スーパーの他にも、民間企業のさまざまな強みを生かした協働の取り組みを進めています。
介護施設と、施設でお手伝いをしたい人をマッチングするサービス「スケッター」の利用促進や、日常生活のちょっとしたお手伝いが必要なときに、電話や専用機器で専門スタッフが駆け付ける「まごころサポート」を実施中です。
【WEB ID】P40514
問い合わせ:福祉政策課
【電話】33-1863
