くらし 市長だより vol.80 現場第一主義

今年の夏は猛暑が続き、このまま秋は来ないのではないかと心配していましたが、季節はちゃんと秋を運んできてくれました。感謝です。
今月の特集は火災予防です。火災はごく普通の暮らしの中でも発生します。最近では、リチウムイオン電池が原因の火災がたびたび起こっています。バッグに入っていたモバイルバッテリーが電車の中で発火したり、就寝中にスマートフォンの充電をしていて火災になったりする事故もありました。これまで私も就寝中に充電をしていましたが、万一火災が起きたとき発見が遅れるため、その報道を見てからは止めました。
市の環境クリーンセンターでも昨年12月に火災が発生し、大きな損害が出ました。この原因は、誤って不燃ごみに混入されていたリチウムイオン電池と推測されています。バッテリーなどに使用されるリチウムイオン電池は、暮らしの中に無くてはならないものになってきています。しかし、安易に他のごみと一緒に捨てることは危険です。リチウムイオン電池本体は危険有害ごみとして捨てるなど、適切な処分が大事になります。処理方法が分からないときは、環境クリーンセンターにお尋ねください。一人一人の対策や気遣いが、大惨事を防ぎます。

逗子市長 桐ケ谷 覚