文化 自然歳時記

■ヤマガラ(シジュウカラ科)
体長14センチほどで、スズメよりやや小さい。常緑広葉樹林を好み、背中と腹が赤茶色のカラ類。樹洞や巣箱にコツボゴケなどの蘚苔類(せんたいるい)を使って巣を作る/あつぎこどもの森公園で見つけた。

「ニィーニィーニィー」とヤマガラの地鳴きが聞こえる。双眼鏡で姿を追うと、目の前に飛んできた。ロープの上で木の実をくわえている。両足で挟んでコンコンと食べる姿に、バランス感覚の良さを感じた。
おみくじを引く鳥としても有名なヤマガラ。こどもの頃、祭りの夜店にそのおみくじがあった。模型の神社に向かって鳥籠から出たヤマガラが歩き、鳥居の先にある鈴緒を引いて出たおみくじは大吉だった。
美しくて賢いヤマガラに出合い、昔の楽しかった日を思い出した。いつもそばで見ていたいが、現在、野鳥は飼育が禁止されている。

写真・文:吉田文雄

※写真は本紙をご覧ください。