健康 たばこのリスク知っていますか? 5月31日は世界禁煙デー 5月31日~6月6日は禁煙週間

たばこの煙は吸っている本人だけでなく、周りの人にも多くの悪影響を与えます。健康を守るため、禁煙に挑戦してみませんか。

■煙に含まれる有害物質
一酸化炭素やタール、ニコチンなど約5300種類の化学物質が含まれ、うち70種類以上が発がん性物質です。

▽一酸化炭素
酸素の運搬を阻害。心臓への負担が増加する原因の一つ。

▽タール
発がん性物質が多く含まれ、がんの発生や進行を促す。

▽ニコチン
血管を収縮させ、血圧上昇や心拍数増加で心臓に負担を掛ける。たばこへの依存性を高める。

■禁煙に挑戦したいと思ったら
市では禁煙を支援するプログラムなどを用意しています。

▽スモーカーライザー測定会
日時:6月3日 11時~13時30分
内容:呼気中の一酸化炭素濃度を調べ、たばこの体への影響を知る
申込み:不要。

▽世界禁煙デー・禁煙週間啓発ブース
日時:5月30日〜6月6日
内容:喫煙や受動喫煙による健康被害を知る展示
申込み:不要。

▽あつぎ卒煙プログラム
期間:約3カ月間(全6回)
内容:保健師が禁煙のために面談や電話などでサポート。日記を付けながら禁煙に取り組む。
申込み:健康医療課【電話】225-2201へ。

いずれも会場は保健福祉センター。無料。

■禁煙で病気のリスクを減らす
保健師
長坂 由佳子さん(32)
たばこの煙の有害な物質は、がんや脳卒中、虚血性心疾患などの病気の原因になります。吸っている本人だけでなく周りの人も副流煙を吸うことで病気になるリスクが高まるので、注意が必要です。
たばこをやめてから最初の1週間はイライラなどの離脱症状が現れます。症状が出たら体を動かす、深呼吸をするなど、気持ちを切り替えることが効果的です。卒煙プログラムでは一人一人に合わせた禁煙方法を提案しますので、ぜひご利用ください。禁煙は自身はもちろん、親しい人の健康を守ることにつながります。まずはできることから始めましょう。

問合せ:健康医療課
【電話】225-2201