- 発行日 :
- 自治体名 : 神奈川県海老名市
- 広報紙名 : 広報えびな 令和7年11月1日号
■海老名の祭囃子(ばやし)に触れてみよう
市内のおはやし団体は、市の行事や地域の祭りで、鍛錬したバチさばきや笛の音などを披露しています。
「おはやしを始めてみたい」「体験してみたい」と思った人には、近くの団体や活動日を案内しています。詳細は、教育総務課へお問い合わせください。
おはやし演奏の様子を、市公式ユーチューブで配信しています。
▽えびな市民まつり
元気いっぱいの演奏で祭りを盛り上げます。
▽新春はやし叩(たた)き初め大会
響きや音色の違いが楽しめます。年始の恒例行事です。
▽練習
地域のコミセンや自治会館、神社社務所などで定期的に練習しています。
■「海老名の祭囃子」にかける思い
上郷地区で活動する「上郷はやし連」に、おはやしの魅力や活動で心がけていることなどを聞きました。
▽おはやしを好きな子どもが増えたら
山﨑久利沙さん(35歳)
親戚がおはやしをやっていたので、小学校3年生の時に自然とおはやしの道に進みました。
おはやしの魅力は祭りの雰囲気を高めて、聴く人の気分を盛り上げられることや、非日常をみんなで楽しんでいる一体感を感じられることです。観客が楽しんでいる顔を見られるのが一番の喜びです。子どもたちの指導者ではありますが、先生対生徒という関係ではなく、〝笛のおじさん〟としてフランクに接することを心がけています。私と同じように、純粋におはやしを好きな子どもが増えてくれたら指導者冥利(みょうり)に尽きます。古き良き祭囃子の文化をつないでいきたいです。
今年度から上郷はやし連の会長になったので、「海老名の祭囃子」をこれまで以上にもっと盛り上げていきたいと思います。
▽もっと上手になりたい
吉川桜空さん(15歳)
祭りでおはやしの演奏を聴いて、「かっこいいな」と思いました。息の合う演奏姿に憧れて、中学校1年生の時におはやしを始めました。
上郷はやし連は、最初に小太鼓の練習をします。上達して指導者に認められると大太鼓の練習、その後笛と鉦(かね)の練習ができるようになります。今の私は大太鼓の練習中なので、早く上手になって笛と鉦にも挑戦したいです。
上郷はやし連では、小学生から大人までが一緒に練習しています。声のトーンを明るくして、年下の子にも話しかけやすいと思ってもらえるように工夫しています。
祭りで大太鼓を演奏した時、観客が「上手だったよ」と声をかけてくれたことはとてもうれしかったです。これからも演奏をみんなで揃(そろ)えられるように、練習を頑張りたいです。
問合せ:教育総務課
【電話】046-235-4925
