スポーツ ざま つなぐひと

■韓国リーグのドラフトで自身2度目の指名
バレーボール選手 東谷玲衣奈(とうこくれいな)さん(26歳・立野台出身)
「自分は明るいネガティブ。常に笑顔で周りに迷惑を掛けない」。「礼儀正しく」という日本人の母とガーナ人の父の教えを守り、思いやりを持った行動やプレーを意識している。トレードマークの笑顔とは裏腹に考え方はマイナス思考。「でも、ここでくよくよしていたら頼りない、格好悪い」と自分に言い聞かせている。

出身は座間市。小学2年生の時に1つ上の友人に誘われ、バレーボールの世界へ。市内「SAMURAILegend」に加入し、週5日、1日2時間の練習をし、腕を磨いた。高校は八王子実践高等学校に進学し、全日本バレーボール高等学校選手権大会で準優勝、最優秀選手にも選出された。
練習がつらい、辞めたいと思うことも多かったが、「今まで支えてきてくれた両親や平日の夜や土日にも指導してくれたコーチやチームメイトを裏切れないという気持ちになります。支えてくださった周りの方々のおかげで今も続けられています」とまっすぐな瞳で話す。そんな彼女は今シーズン、ドラフト指名を受け、韓国リーグに挑む。「GSカルテックス・ソウルKIXXで日本人選手として、日本のプレーの良さを見せられるように頑張りたい」

座間の魅力は「ざまみず」。海外へ遠征で滞在する際にシャワーを使用すると、水が合わず、髪や肌の調子が悪くなることも。「水道水もおいしい。座間に戻ってくると安心します」

「周りに日々感謝し、謙虚に日々バレーボールに励むことで、自然と多くの人に応援される選手になれると思っています」感謝の思いを胸に、海を渡る彼女のプレーから目が離せない。