- 発行日 :
- 自治体名 : 新潟県田上町
- 広報紙名 : 広報たがみまち きずな 令和7年7月号
健康な体は運動と食事から!今月は食事について紹介します。
教えてくれるのは新潟薬科大学応用生命科学部の教授の松本均先生です。
◎松本教授
男性7.5g以下、女性6.5g以下が1日の塩分摂取の目標です
[熱中症予防の塩分補給は、慎重に]
今年の夏も暑いですね。熱中症などで体調を崩す方が増えています。エアコンの使用、昼間の外部作業を避けるなどの対策が重要です。また、こまめな水分補給とともに、塩分を補給する習慣も根付いてきました。
一方、日本人にとって塩分(食塩)は、最も摂取を減らしたい栄養素です。
通常3食きちんと食事ができている人が、塩分不足になることはあまりありません。
ただし、外で激しい運動などして、たくさん汗をかいたときには塩分補給をしましょう。
経口補水液は、500mLのペットボトル1本当たり、1.5gも食塩が含まれています。本来、脱水症状の時に、一口飲んで水分補給するもので、のどが渇いているからと言って、1本そのまま飲み干すと塩分の取りすぎです。1回に1、2口にして、1日1本くらいが適量です。スポーツドリンクやイオン飲料なども、塩分、糖分が多いです。
ごくごく飲みたいときは、水やお茶がおすすめです。
塩分補給用の飴は、1個当たり食塩0.1gくらいですので、食べ過ぎなければ大丈夫です。血圧が高い人は、特に、適正な塩分摂取には気を付けましょう。
講師:新潟薬科大学 応用生命科学部 松本教授
問合せ:役場保健福祉課
【電話】57-6112