子育て 砺波市立 学校の適正規模・適正配置の具体的な方策
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- 発行日 :
- 自治体名 : 富山県砺波市
- 広報紙名 : 広報となみ 令和7年6月号
■適正規模・適正配置の考え方
本市では、未来を担う子供たちがより良い環境の中で教育を受ける必要があることから、望ましい学校規模と望ましい学校配置に関する基本的な考え方を定めています。これまでの経緯など詳細は、広報となみ2023年4月号6~7ページをご覧ください。
◇適正規模
▽望ましい学級数
小学校:1学年2学級以上
中学校:1学年3学級以上
▽望ましい児童生徒数
小・中学校:1学級あたり20人以上
▽適正化の検討が必要になる場合
小学校:複式学級となる
中学校:全学年が1学級となる
◇適正配置
▽望ましい通学距離
小学校:原則、4km以内
中学校:原則、6km以内
▽望ましい通学時間
小・中学校:適切な通学手段を確保した上で、約1時間以内
■学校規模適正化検討委員会での検討
令和5年4月1日現在の14歳以下の人口から推計した場合、令和9年度以降の般若中学校と庄川中学校の学級数が適正規模に満たなくなることから、令和5年7月に、検討委員会を設置し、具体的な適正化の方策の検討を進めてきました。内容は次のとおりです。
【第1回】令和5年7月19日(水)
○委員長と副委員長の選出
○14歳以下の人数、学級数等の現状
【第2回】令和5年9月27日(水)
○具体的方策におけるメリット・デメリット
【第3回】令和5年12月6日(水)
○中規模校と小規模校の視察(出町中学校、般若中学校)
【第4回】令和6年3月21日(木)
○具体的方策等に関する委員のアンケート結果
【第5回】令和6年8月5日(月)
○般若中学校区と庄川中学校区における保護者等説明会での主な意見
○適正化等に関する保護者アンケートの結果報告(般若中学校区、庄川中学校区)
【第6回】令和6年12月24日(火)
○般若中学校区と庄川中学校区における主な意見
○答申書(案)に記載する内容
【第7回】令和7年2月13日(木)
○答申書(案)の確認
【第8回】令和7年3月21日(金)
○庄西中学校区における保護者等説明会での主な意見・アンケート結果報告
○答申書(案)の最終確認
■答申書の提出
令和7年4月23日(水)に答申書を提出していただきました。主な内容は以下のとおりです。
【中学校の具体的な再編策】
○庄西中学校、般若中学校、庄川中学校の3校統合
○新設場所と新校舎の建設の検討(地理的要因、児童生徒数の推移など考慮)
【登下校時の通学距離の変更に伴う方策】
○新設中学校における徒歩や自転車での通学距離と通学時間の基準の設定。基準を超える生徒については、スクールバス等の利用の検討
○スクールバス等を利用する生徒の運用方法の検討
○一級河川「庄川」を越えなければならない生徒への配慮
【学校の再編時期】
○学校再編計画や基本計画の策定など、できるだけ早い時期を目標とする
【今後検討すべき事項】
○新設中学校の校風の醸成
○通学路の安全確保
○学校再編の準備
○再編時期にあたる児童・生徒への配慮
○学校の跡地利用
○学校再編後の取り組み
○校区の再編と校区外就学
【その他】
○人口増加に向けた地域力向上推進
■適正化の方策の決定
これら答申書の内容を基に、5月9日(金)に市長や教育委員、市の関係部局で総合教育会議を開催しました。
そこで、決定した内容は以下のとおりです。
(1)小学校は、当面の間、具体的な再編策を検討しない。
(2)庄西中学校、般若中学校、庄川中学校の3校を統合し、新設中学校とする。
(3)新設中学校の場所と新校舎の建設は、地理的な要因や児童生徒数の推移などを考慮して決定する。
今後も保護者の皆さんや地域の皆さんの声をお聞きしたいと考えていますので、ご理解とご協力をお願いします。
◇児童生徒数の推移
◇学級数の推移
問合せ:教育総務課
【電話】33-1508