- 発行日 :
- 自治体名 : 富山県砺波市
- 広報紙名 : 広報となみ 令和7年12月号

作物の育成に欠かせない水路ですが、都市化の進展により豪雨時の水量が増加し、道路や田畑での冠水被害が度々発生していました。
この問題を解消するため、国営総合農地防災事業「庄川左岸地区」が平成21年度に始まり、翌年度から国営附帯県営農地防災事業が着手され、令和6年にすべての施設整備が完了しました。
排水路や洪水調整池が整備され、近年の大雨でも洪水被害はなく、農地や地域住民の生命・財産が守られました。効果を最大限発揮するために、関係する市、土地改良区で構成される「庄川左岸地区農地防災施設管理協議会」と共に適切な維持管理を行っています。また、庄川右岸地区でも、今年から農地防災事業が本格的に着手されました。国・県とも連携し、事業を進めていきます。
■大雨の頻度の増加で高まる施設の重要性
北陸地方(アメダス)1時間降水量50mm以上の年間発生回数

出典:東京管区気象台HP
■整備前

水路からの溢水により広範囲で道路と農地等が冠水
■整備後

一時的な洪水調整池への貯留等で冠水被害防止
問合せ:農地林務課
【電話】33-1431
