文化 市長のよもやま話Vol.40茶谷義隆

■大阪・関西万博
4月13日、大阪・関西万博が開幕しました。建設の遅れなど心配されていましたが、マスコミなどで取り上げられ来場者も増加してきているようです。前回、大阪万博が開催されたのが55年前で、私は当時まだ5歳で記憶は残っていませんが、写真には写っています。
当時は、海外旅行に行く人も多くなかったと思いますが、新婚旅行などで少しずつ海外へ行く人も増えてきました。また、海外からの観光客なども少しずつ増えています。
私が税務職員を退職した翌年の平成26年に免税制度が大きく変わりました。そのうちに、都市部で外国人による爆買いが始まり、金沢でも外国人観光客をターゲットとした免税店が増えてきましたが、金沢から七尾、能登への外国人観光客はまだ少ない状況です。
七尾市において、能登半島地震による影響も重なり人口減少が進んでいます。この人口減少をすぐに回復させる特効薬はありませんが、人口減少による地域経済の低下を支えるのが、観光や文化・芸術、スポーツなどでこの地を訪れていただく方々(関係・交流人口)の拡大です。
一日も早く、これらの方々を受け入れる宿泊場所と利便性の高い交通手段が必要であり、地元の祭りやイベントと観光などを結び付けることが重要となっています。
日本全体で人口減少が進む中で、先を見据えた国際交流を進めることが必要であり、海外からも多くの方に七尾市に足を運んでいただける環境を整えることが大切です。今回の万博でも、各パビリオンで異国の文化を感じること、未来に向けた新しいテクノロジーなどに触れることも興味が湧くところです。