スポーツ 市長のよもやま話Vol.44茶谷義隆

■スポーツの日
「体育の日」と言えば10月10日をイメージする人が多いのではないでしょうか。これは、1964年の東京オリンピックの開会式を記念して制定されたもので、2000年からはハッピーマンデー制度により10月の第2月曜日に変更されました。一方、名称も2020年の東京オリンピック・パラリンピックの開催に合わせて「スポーツの日」と変更され、今年は10月13日が「スポーツの日」となっています。
では、体育とスポーツとは何が違うのでしょう。まずは、その目的が違うようです。「体育」の目的は、学校教育や指導の場で、身体の健全な発達や運動能力の向上を目的としており、「スポーツ」は楽しむこと、心身のリフレッシュなどを目的としています。また、「体育」は健康や身体に関する知識、ルールやマナーを学ぶ教育的な側面が強く「体を動かすことを通じた教育」と言えますが、「スポーツ」はルールに基づいた競技や競争、個人や集団での身体活動であり「体を動かすことを楽しむ活動」と言えます。eスポーツなど新たなスポーツの分野も広がってきています。
昨年、金沢市文化スポーツコミッションにより、能登歴史公園(のと里山里海ミュージアム)で全国モルック大会が開催されました。その影響を受けて、先日、七尾市モルック協会が設立されました。モルックとは、フィンランド生まれの「木の棒を投げてピンを倒す」スポーツで、老若男女問わず楽しめるスポーツです。
今年も11月9日に「モルック震災復興ななお大会」が開催されます。食欲の秋、読書の秋など秋もいろいろな楽しみ方がありますが、スポーツの秋で、少し外に出て身体を動かしてみては、いかがでしょうか。