- 発行日 :
- 自治体名 : 石川県能美市
- 広報紙名 : 広報のみ 令和7年7月号
■みんなでつくろうカーボンニュートラルのまち
近年は、とても暑い日が続いたり、急にたくさんの雨が降ったりすることが増えています。
こうした天気がとても激しく、何度も起こるようになったことによって、私たちの暮らしに大きな影響が出ています。なぜなのでしょうか。
今日もすごく暑い日なのだ。暑いのは苦手なのだ・・・。
気象庁「過去の気象データ」から作成
そうね。気象庁のデータを見ると2000年までの100年間で年平均気温が上昇していることがわかるわ。2100年には20世紀末より最大4.4℃上がると言われているの。
35℃以上の猛暑日が20世紀末には1日だったのが最大約21日になるかもしれないぽぽ。
熱中症になってしまうのだ!
人間だけでなく、生態系や農作物にも影響を与えるの。そして大雨も増えてしまうのよ。
1976年からの10年間と比べると、この10年間の大雨の回数が約1.5倍になっているぽぽ。
大雨で、土砂災害や洪水などの災害が起こりやすくなっているの。
このままだと大変なことになってしまうのだ!どうしたらいいのだ?
2050年までに世界中のみんなでカーボンニュートラルを実現することが大切なの。
最近10年間(2015~2024年)の平均年間発生回数(約334回)は、統計期間の最初の10年間(1976~1985年)の平均年間発生回数(約226回)と比べて、約1.5倍に増加しています。
青線:5年移動平均値
赤線:長期変化傾向(この期間の平均的な変化傾向)
出典:金沢地方気象台・東京管区気象台「石川県の気候変動」、気象庁
令和4年8月4日、過去に経験したことのない大雨によって、寺畠町と鍋谷町に「避難指示」が発令。幸い人命にかかわる被害はなかったものの、床上・床下浸水、土砂災害などの被害が多く発生しました。
■カーボンニュートラルって何なのだ?
温室効果ガスの排出量を実質ゼロにすること
温室効果ガスが地球温暖化の原因なんだぽぽ
カーボンニュートラルは、二酸化炭素などの温室効果ガスの排出量と吸収量のバランスをとって、合計をゼロにすることなの。
出した分だけちゃんと減らさなきゃいけないぽぽ。
二酸化炭素を吸収する森林を元気な状態で保つといいのだ!
それだけでは足りないの。日常生活や事業活動など、私たちの生活は、たくさんの温室効果ガスを出していて、その量を世界のみんなで減らしていかないといけないのよ。
国や石川県はカーボンニュートラルの実現を目指すことを宣言していて、能美市もゼロカーボンシティ宣言をしているぽぽ。
みんなで取り組むならやれそうなのだ!でも何をすればいいのだ?
今年度は、市民の皆さんがカーボンニュートラルを楽しく学び意欲的に取り組めるように、いろいろと計画をしているから、ぜひ参加してね。
みんなが参加できる取り組みは次のページから紹介しているぽぽ。
■能美市ゼロカーボンシティ宣言
令和5年第1回能美市議会定例会で、井出市長がゼロカーボンシティを宣言しました。2030年までに温室効果ガスを2013年比50%削減、2050年までに実質ゼロを目指し、取り組み始めています。
「ゼロカーボンシティ」とは、2050年に二酸化炭素を実質ゼロにすることを目指す旨を首長が公表した地方自治体のことです。
問合せ:生活環境課SDGsカーボンニュートラル推進室
【電話】58-2217【メール】[email protected]