- 発行日 :
- 自治体名 : 福井県敦賀市
- 広報紙名 : 広報つるが 令和7年12月号
水戸市と敦賀市は、水戸烈士の歴史の縁で昭和40年に姉妹都市盟約を締結し、今年で60周年を迎えました。
水戸市は、関東平野の北東端に位置し、水戸徳川家の城下町として繁栄しました。日本三名園の一つである偕楽園(かいらくえん)や弘道館(こうどうかん)などの歴史的資源、千波湖(せんばこ)などの豊かな自然と都市的魅力を兼ね備えた茨城県の県庁所在地です。

■姉妹都市盟約締結の経緯
幕末に武田耕雲斎(たけだこううんさい)を大将とする水戸の天狗党一行が尊王攘夷を訴え、京都を目指していた途中、幕府に降伏し、300人あまりが敦賀の地で処刑されました。敦賀の人たちは、処刑された水戸烈士を手あつく葬り、松原神社にまつりました。1964年(昭和39年)に松原神社100年祭が行われたのを機に、翌年姉妹都市盟約を締結しました。
■水戸市との交流
・姉妹都市親善友好少年交歓研修
昭和42年に始まった小学生の交流事業。今年も両市から小学6年生16人ずつが参加し、水戸烈士ゆかりの地などを訪問し、交流を深めました。
・松原神社例大祭
例大祭が行われる10月10日には水戸市の関係者の方が毎年参列しています。
・イベントなどへの相互出展
水戸市で行われる姉妹・親善都市と交流都市の観光と物産展やつるが街波祭など、お互いのイベントに出展し、観光PRや特産品の販売などを行っています。
敦賀市と水戸市が、昭和40年の姉妹都市の盟約締結から、60周年を迎えたことを大変嬉しく思っております。歴史や文化、教育、観光などさまざまな分野で、これまでに築き上げてきた敦賀市の皆さまとの友好親善の絆が、60周年を契機として、より一層深まることを心から願っています。
水戸市長 高橋 靖
