- 発行日 :
- 自治体名 : 福井県勝山市
- 広報紙名 : 広報かつやま 令和7年7月号No.848
市史編纂室 山田 雄造
■勝山中学校 校舎が出来るまで
昭和22年(1947)学校教育法が制定公布され、勝山町においても新制中学校が設立されることになった。校舎を確保する必要があり急きょ勝山町外三ケ村青年学校雨天体操場、成器東小学校校舎1棟と1教室を借りることになった。そして同年5月1日から授業が開始された。
新築工事は11月10日から着手され、24年3月31日に木造2階建瓦葺校舎2棟竣工、25年3月20日雨天体操場竣工、25年8月校舎増築工事に着手、26年3月20日にほぼ完成を見た。その間にジェーン台風の被害などもあった。
ところが8月25日、勝山高等学校との境界付近から出火し校舎はほとんど焼失してしまった。応急措置として第1学年は成器南小学校、第2学年は成器西小学校、第3学年は精華高等学校を借用することになった。これが契機となって勝山町・遅羽村中学校組合は緊急の復興計画を立てた。
勝山高校は他に敷地を求めて移転したため、従来の地(現西校)に生徒数1350名で27学級を収容する勝山中学校の校舎を建設することを決定した。27年中に木造2階建瓦葺の第1校舎~第3校舎までが一・二期に分けて完成、28年特別校舎移転工事、29年講堂兼雨天体操場、グランド整地工事が完成し、本館を除き3年2か月をかけて復興工事を終えた。
以後、32年から36年にかけても建設工事が進められ(表参照)、鉄筋コンクリート造3階の本館完成ですべての建物の建設を終えた。
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