- 発行日 :
- 自治体名 : 福井県鯖江市
- 広報紙名 : 広報さばえ 令和7年6月号 通常版
子どもたちの声を市政に生かそうと、市は昨年度、市内の各小中学校に「子ども意見箱」を設置しました。寄せられた意見は計228件。ここでは皆さんからの意見をまとめたものと、その回答を紹介します。
■2028年秋、嚮陽会館内に子どもの遊び場ができます
『雪や雨の時でも遊べる室内遊戯施設がほしい!』
現在、嚮陽会館を複合交流施設とするため、
・市民活動交流エリア
・子どもの遊びと学びエリア
・文化エリア
のそれぞれの機能ごとに、関係者の皆さんと協議を重ねています。
その中で、館内に天候に左右されない子どもの遊び場を整備する計画を進めています。子どもの遊び場を含めた嚮陽会館全体は2028年秋にグランドオープンを予定しています。
■中学校は2027年夏~小学校は理科室などから整備へ
『夏の暑さ対策として、体育館にエアコンや自動販売機がほしい!』
『校庭に日陰用テントなどが欲しい!』
中学校は2027年夏から使用できるようにエアコン設置の準備を進めています。
小学校は、理科室や家庭科室などへ優先的に設置し、その後、体育館にと考えています。
自動販売機は設置しません。お金のトラブルが起きる可能性があるほか、甘い飲み物の摂りすぎは健康にも影響があるためです。
屋外での運動は、暑さ指数によって中止する判断もしています。安全と判断される場合も、学校の予備テントなどで日陰を作り、熱中症対策をします。
■イベント時などに一時的に実施
『駄菓子屋が欲しい!(お金を使う勉強にもなる)』
市内でも駄菓子屋は少なくなっています。
ご意見のとおり、お金を使うのは勉強にもなるため、少額で買い物ができる一時的な駄菓子屋を祭りやイベントのときに実施できないか考えています。
■修繕に入る予定の市民プール活用を
『学校にプール、市内に健康の森のようなプールが欲しい!』
費用の関係で、学校のプールを直したり、大きなプールを作ることは考えていません。
今年度、陸上競技場近くの市民プールは修繕に入る予定です。リニューアルしたらぜひご利用ください。
■「こども予算」活用を!
『卒業記念にイベントをしたい!(花火大会、お化け屋敷など)』
市は昨年度、地域の特色を生かした学校づくりを進めてもらうため、「こどもによる、こどものための、こども予算事業」を始め、予算を各学校に割り当てました。
昨年度は児童生徒が楽しめる祭りなどが企画されました(今年の広報4月号参照)。
「こども予算」は今年度も続けます。この事業を利用することで、花火大会やお化け屋敷を行うこともできますので、今年度も積極的に意見を伝え、思い出づくりをしてください。
■イオンモールやラウンドワンができる予定はありません
『イオンモールなどがほしい!』
イオンモールなどの誘致には広くて便利な場所が必要になります。近くに同じようなショッピングモールがないか、渋滞や騒音などでご近所さんに迷惑をかけることがないかなどの検討も必要になってきます。
市では現在、こうした検討を進めるには至っていません。
■「子どもまつり」が秋にあります
『子どもが楽しめるお祭りをして!』
市こども会育成連絡協議会が育成する中高生のジュニアリーダーが主体となって開催する「子どもまつり」が毎年10月にあります。
皆さんが思い描く「楽しめるお祭り」となるよう、各種団体の皆さんと支援していきますのでぜひご参加ください。
■今年1月にオープン!
『鯖江駅のコンビニ復活を!』
同じ要望を駅利用者や周辺住民の皆さんからもいただきました。交渉の末、ファミリーマートさんに市民の熱意を理解いただき、今年1月に開店しました。
ATMや住民票の交付などができるマルチコピー機のほか、鯖江の土産品も!
■検討は難しいです
『大きな公園やサッカー場が欲しい!』
市内には西山公園、陸上競技場の東公園のほか多くの公園があります。
新しくサッカー場や大きな公園を作ろうとすると広い土地が必要です。作った後は維持管理で多くのお金が必要になってくるため、現在は公園やサッカー場の整備は検討していません。
■今年度から月1,000円の補助を始めました
『給食費を負担(軽減)して!』
給食費について、小学校は材料代分だけを集金し、調理や提供に要する経費は市が負担しています。中学校は業者に副食や汁物を調理・納入してもらい、総額のうち1/3を市が負担しています。
今回、こども意見箱や保護者の皆さんとの意見交換の中で給食費の負担軽減を求める声が多くあったので、今年度は1人あたり月1,000円の補助を実施しています。
鯖江市は引き続き、子育て世帯の負担軽減を実施し、子どもを安心して産み、育てられる環境を整えていきます。
問合先:秘書広聴課
【電話】53・2203