- 発行日 :
- 自治体名 : 福井県あわら市
- 広報紙名 : 広報あわら 第258号(2025年8月)
■地域力創造アドバイザー 堅達京子(げんだつきょうこ)さん
今年の夏も暑いですね。6月の日本の平均気温は平年より2.34℃高く、明治時代に統計を取り始めてから最も高くなりました。このままでは、産業革命前からの気温上昇を1.5℃に抑えるという国際目標が達成できず、さらに暑くなり、熱中症の危険が増してしまいます。
こうした状況の中、国連ではこの夏、「#何もしないともっと暑くなる」というハッシュタグをつけてSNSに投稿することで、温暖化を食い止める行動をみんなで起こすキャンペーンを行っています。私たちマスメディアも参加しますが、一人ひとりができる「行動」は何だと思いますか?
実は、一番大事なのは「声を上げる」ことです。一人ひとりが現場から声を上げることで、企業や自治体、国も「地球温暖化対策」の重要性に気づき、対策をした人が得をする仕組みを作ることにつながります。
「#だから1・5℃」という合言葉で声を上げ始めた人たちもいます。写真左端に写っているのは、建設会社の会長さん。このままでは、暑すぎて屋外での建設工事ができなくなるという強い危機感を持っています。お隣は漁師、獲れる魚が変わってしまい困っています。農家も暑さで野菜やコメに大きなダメージを受けています。他にもJリーグの選手やスキープレーヤーがスポーツができなくなると訴え、健康への影響を心配する医師も参加し、脱炭素を進めようと声を上げました。
大事なのは、これを他人事にせず、それぞれの現場で「自分事」として考え、行動することです。暑すぎて子どもたちにプールや遊具で遊ばせられない…、物価高に気候変動が追い打ちをかけ、食料品がさらに値上がりしてしまう…この問題の入口は何でも構いません。「暑い、暑い!」と嘆くのではなく、その原因が気候変動にあると理解し、今行動を起こすことで、未来の暑さを少しでも緩和することができます。ぜひ、あわら市のみなさんも投稿してみてください。一緒にアクションを起こしていきましょう!