くらし 医療費抑制にご協力を~上手な医療のかかり方~

あわら市国民健康保険加入者の一人当たりの医療費は、平成27年度には約39万円でしたが、令和6年度には初めて50万円を超え、大きく増加しています。一人一人が医療機関の適正受診を心がけることで、医療費の抑制につながります。

■あわら市国民健康保険1人当たりの医療費

■特定健診を受けましょう
医療費の多くは、高血圧や糖尿病などの生活習慣病の治療に充てられています。生活習慣病は自覚症状がなく重症化しやすいため、特定健診やがん検診を受けて、早期発見・早期治療に努めましょう。また、日ごろの生活習慣を見直し、バランスの取れた食生活や適度な運動を心がけましょう。

■重複受診はやめましょう
同じ病気で複数の医療機関を受診する「重複受診」は、同じような検査や投薬が行われることで費用がかさむだけでなく、体への負担や副作用のリスクも心配されます。健康状態を把握してくれる「かかりつけ医」がいると安心です。

■休日や夜間の受診を見直しましょう
急病など緊急性の高い症状を除き、休日や夜間の受診はご自身の費用負担が増えるだけでなく、急病人の治療に支障を来します。日ごろから自分や家族の健康状態を把握し、体調が悪くなったら早めに医療機関を受診しましょう。

■ジェネリック医薬品を利用しましょう
ジェネリック医薬品は、新薬と同じ有効成分で安価な医薬品です。すべての薬にジェネリック医薬品があるわけではありませんので、一度医師に相談してみましょう。

■バイオ後続品(バイオシミラー)を利用しましょう
バイオ医薬品とは、バイオテクノロジーを応用して製造されたタンパク質を有効成分とする医薬品です。
バイオシミラーとは、その先行バイオ医薬品の特許が切れた後に製造・販売される医薬品で、バイオ医薬品と同等・同質の品質、安全性、有効性が確認されています。
先行バイオ医薬品よりも低価格なため、医療費や家計の負担軽減につながります。

■リフィル処方箋を利用しましょう
リフィル処方箋とは、医師が定めた期間内で、同じ処方箋を最大3回まで繰り返して使える処方箋のことです。
病状が安定しているなど、医師が認めた場合には、処方箋の「リフィル可」の欄にチェックが入り、使用できる回数(2回または3回)が記載されます。
受診回数が減ることで、医療費や家計の負担軽減につながります。

■交通事故などで国民健康保険を使用するときは、必ず届出を!
交通事故など、第三者の行為によって負傷し、国民健康保険証を使って診療を受ける場合は、医療機関に申し出るとともに、市への届出が必要です。
また、医療機関から提出される診療報酬明細書(レセプト)などから、第三者行為による負傷が疑われる場合には、負傷の原因を確認することがあります。

問合せ:市民課保険年金G
【電話】73-8015