くらし 令和6年度決算(1)

一般会計の歳入の決算額は、ふるさと納税による寄附金の増加などにより、前年度と比較して増加しました。
歳出の決算額は、定額減税調整給付金支給事業の実施や、ふるさとあわらサポート基金事業の増額などにより、前年度と比較して増加しました。

■市の貯金―基金残高
16種類の基金(貯金)があり、総額は約78億円となっています。そのうち48・3%を占めるのが、市の財政をやりくりするための貯金である「財政調整基金」です。令和6年度は、1億円を取り崩しています。

■市の借金―市債残高
市の借金である市債の現在高は約254億3,000万円です。前年度と比較して、一般会計で約8億8,000万円、その他の会計で約2億6,000万円減少しています。
公共施設の建設や改修の際に長期的な借金をする理由は、建設時の納税者だけではなく、施設を利用する次の世代にも負担を求めることで世代間の公平性を保つためです。

一般会計歳入決算額:196億3,114万2千円(対前年度比12.2%増)
一般会計歳出決算額:184億1,004万3千円(対前年度比11.8%増)

■各会計の決算額(単位/千円)

■歳入総額 196億3,114万2千円

■歳出総額(性質別) 184億1,004万3千円

■歳出を目的別に見た決算額と市民1人当たりの決算額
目的別に見ると、民生費が全体の約3割を占めています。これは、認定こども園の運営や児童手当の支給、医療・介護保険、生活保護など福祉事業の比重が高いためです。
民生費:52億6,112万1千円(20万1,206円)認定こども園の運営、障がい者・高齢者福祉など
土木費:17億4,033万4千円(6万6,557円)道路、橋、公園、市営住宅の整備や維持管理など
農林水産業費:7億9,434万9千円(3万379円)農林水産業の振興や農道、排水施設の整備など
議会費:1億4,852万円(5,680円)議会の運営
総務費:25億4,923万7千円(9万7,493円)戸籍や住民票の管理、防犯対策、財産管理など
公債費:16億2,552万3千円(6万2,166円)市債(借金)の返済
商工費:7億6,829万6千円(2万9,383円)企業誘致、商工業の振興、観光推進など
労働費:2,222万9千円(850円)雇用対策、市民への生活資金融資など
教育費:17億7,017万4千円(6万7,698円)学校、公民館、体育施設の整備や維持管理など
衛生費:9億2,945万4千円(3万5,546円)ごみ処理、予防接種、妊婦・乳児健診など
消防費:6億1,604万8千円(2万3,560円)消防施設の整備や災害対策など
その他:21億8,475万8千円(8万3,553円)基金(貯金)への積立金や災害復旧費など
※( )内は1人当たりの決算額。令和7年3月31日現在の住民基本台帳人口(2万6,148人)で計算しています。

歳出決算額(目的別):184億1,004万3千円
市民1人当たりの決算総額:70万4,071円