くらし 住み慣れた地域で安心できる暮らしを続けていくために

■今回は、もしものときのために、「人生会議」について、なぜ今考える必要があるのか、その思いを周りの人と共有することについて掲載します。

もしも、
寝たきりになったら…
これ以上の治療が難しいと言われたら…
認知症など、自分の思いを伝えることが難しくなったら…

人である限り、すべての人は、人生の最期を迎えるときが来ます。そのときは、いつかはわかりません。
人生の最終段階で、どのような医療を受けたいのか、どのように過ごしたいのか、そのときになってから考えるのでは、遅い場合があります。自分の意識がなくなると、家族に急迫の判断を求められる場合も起こりえます。
「延命できるなら少しでも長く生きたい」「家で、今までどおり過ごしたい。痛みだけは取り除いてほしい」など、人によって願うことに違いはあります。大切なのは、自分が医療に何を望んでいるのか、どのような最終段階を迎えどのような人生を送りたいのかを日頃から考え、家族と自分の思いを共有しておくことです。

◇人生会議が最期のときを豊かにする
「福井県版エンディングノート つぐみ」を活用
厚生労働省では、人生の最期を迎えるときのために、本人が望む医療やケアについて前もって考え、家族や親しい人たち、医療や介護サービス担当者と繰り返し話し合い、思いを共有する取り組みを「人生会議」と名付けています。元気なときから、本人の思いを共有しておくことは大切です。
「福井県版エンディングノート つぐみ」を活用して、自分の意思を伝えたり家族や親しい人、医療や介護の担当者と話し合いをしませんか。

※「福井県版エンディングノート つぐみ」は、福祉保健課や地域包括支援センターで配布(無料)しています

■今月の認知症カフェ 12月の開催日
認知症カフェは、介護者、地域のみなさん、どなたでも自由に参加できます。認知症や病気の不安、介護方法などお茶を飲みながら話をしませんか。

問合せ:
地域包括支援センター【電話】61-6166
福祉保健課【電話】61-3920