くらし 永平寺町 合併20周年 記念式典に町民ら約300人

平成18年に、松岡町、永平寺町、上志比村が合併して誕生した現在の永平寺町は、来年2月13日に合併20周年を迎えます。10月12日、上志比文化会館サンサンホールで永平寺町合併20周年記念式典が開催され、町内各団体の代表者や町民ら約300人が参加しました。
オープニングを飾ったのは、みんなの合唱団コールフロイデに小中学生が加わった「合併20周年記念合唱団」による「越の国から」の合唱。式典で河合永充町長は「受け継いだ伝統・財産を守りつつ新たな創造に挑戦し続けることで、今ある地域資源を次世代に引き継いでいく」とあいさつし、人口減少の課題もある中「子育て世代が暮らしやすいまちづくりを目指すとともに、在宅医療や訪問介護を充実させ高齢化に対応していく」と町のさらなる発展に向け、決意を述べました。
また、20年の間に永平寺町に多大なるご尽力をいただいた44名のみなさまの表彰が行われたほか、五穀豊穣と商売繁盛をつかさどる町の地方創生のシンボル『わら神様』も披露され、会場は大きな拍手に包まれました。
式典後には同日に松岡河川公園で開催した「永平寺町20祭〜音楽ふぇす〜」からの中継や龍童太鼓の演奏も行われ、花を添えました。

■永平寺町合併20周年記念表彰
[自治功労表彰]
※詳しくは本紙をご覧ください。

■合併20周年で誕生 地方創生のシンボル わら神様
永平寺町の五穀豊穣と商売繁盛を祈り、町のさらなる発展を笑顔で見守る神様

永平寺町は、九頭竜川をはじめとする豊かな清流と、肥沃な土壌に恵まれた水田によって、良質なお米を生産しています。
燃料や飼料、工芸品、生活資材として広く活用されている稲藁。大自然の恵みであり、豊かな生命力が宿ることから、神聖なものとして、古来より祭事に用いられてきた稲藁。「私たちの暮らしに深く根差してきたこの神聖で汎用性のある稲藁をあらためて活用し、町の農業や商業を活気づけたい」という強い願いから、このたび『わら神様』が誕生しました。
『わら神様』は、永平寺町の五穀豊穣と商売繁盛を祈り、町のさらなる発展を笑顔で見守る神様として、農村の原風景を後世に引き継ぎ、伝統文化の継承と産業振興を図っていきます。また、幼児園・小中学校への訪問や地区のイベントに参加するなど、町民のみなさまを笑顔にする活動を行い、地方創生のシンボルとして永平寺町を担っていきます。