文化 ふるさと昔 よもやま話 (164)

■美浜と軽井沢の交流拡大に向けて
~旧三笠ホテルリニューアルオープン記念展示アンケートより~
10月1日に、長野県軽井沢町の国重要文化財旧三笠ホテルがリニューアルオープンを迎えました。町では、館内の一部をお借りして、開館記念展示「美浜と軽井沢の不思議なご縁~創業者山本家のふるさと福井県美浜町~」を10月1日から5日まで開催しました。本展では、創業者一族であり、町ゆかりの実業家山本家の功績と遺産を中心に同家のルーツである美浜町について紹介しました。
期間中は約1,200人の方に展示をご覧いただき、町に関するアンケート調査を実施しました。アンケートでは、居住地や町への来訪の有無、町や創業者山本家への興味についての全7問を用意しました。回答いただいたのは280人で、町に来たことがある方は全体の23%でした。主に国名勝三方五湖やレインボーライン、水晶浜海水浴場に行ったことがあるという回答が多く、特に三方五湖の景観が美しかったという感想が多く寄せられ、自然豊かな町であると認識されていることが分かります。
ちなみに、国吉城の知名度はあまり高いとはいえませんが、「国吉城を知っている」、「難攻不落のお城」と複数の方から直接お声をもらうことができました。続日本百名城の選定や、大河ドラマ、歴史番組等の影響もあって、福井県以外でも歴史ファンには知られているようです。
回答者全体の内訳を見ると、長野県内をはじめ、東京、神奈川、埼玉と関東の新幹線沿線地域が多くを占め(71%)、展示会場で聞き取ったところ、県内においては、嶺北や敦賀に行ったことがあるという方が多い傾向でした。若狭地方には仕事で行ったという回答があったものの、観光目的で足を運んだ方は少なく、北陸新幹線が延伸、または二次交通が充実されれば行きたいというご意見が多く寄せられました。実際に本展を通じて、町や山本家に興味を持った方は95%にのぼり、今後町の施策次第で交流人口の増加が期待できます。

交通網の整備については、町に限らず広域的な課題として重視されていますが、今あるものを活用することも重要です。豊かな自然、その自然に育まれた文化や歴史、そして道の駅はまびよりやレイクセンター等のにぎわい拠点の周知と活用を通じて、今後さらに軽井沢町との文化的交流の活発に進めたいと思います。
(若狭国吉城歴史資料館)