- 発行日 :
- 自治体名 : 福井県美浜町
- 広報紙名 : 広報みはま 令和7年10月号 No.657
■美浜・高島間の早期道路整備を目指して 美浜・高島広域避難・連携道路早期実現期成同盟会総会を開催
8月19日に、美浜・高島広域避難・連携道路早期実現期成同盟会の総会が町役場で開催されました。
この同盟会は、新庄地区から滋賀県高島市マキノ地区までの道路整備を目指すために令和2年に設立されたものです。同会の会員は、国・県・町の各議員や町内関係団体の代表者ら約40人で構成され、名誉顧問は、山崎正昭参議院議員、滝波宏文参議院議員、大岡敏孝参議院議員、山口治太郎前町長が務めています。
この道路の整備により、原子力災害時の避難や県境をまたぐ交流促進等の効果が期待8されることから、8月6日に国主催で開催された「福井県・原子力発電所の立地地域の将来像に関する共創会議」で、杉本達治福井県知事が連携道路の整備・調査に着手する考えを示しています。
総会では、令和7年度の事業計画や令和6年度の事業実績、収支決算等の議案が承認されました。戸嶋町長は「我々がずっと願っていた事業着手に向けて、大きな一歩を踏み出した。工事の槌音が着実に聞こえるまで、今後も継続して要望等を行い、滋賀県の理解と協力を得るため、町としても取り組みを進めていく」と話していました。
今後町では、これまで以上に国や県への要望活動を行うほか、パンフレットやPR動画を作成する等町内の機運醸成や高島市との交流事業等を進めていきます。
お問い合わせ先:町土木建築課(担当・釆野)
【電話】32-6707
■町議会議員の議会活動と社会情勢を踏まえて議員報酬を審議 美浜町特別職報酬等審議会が町へ答申
8月29日に、町役場で、町議会議員の報酬額の改定について、町特別職報酬等審議会の濵野健治会長から戸嶋町長へ答申されました。
報酬額の改定は、議員のなり手不足解消を目的に、令和6年12月に町議会から町長に「議員報酬改定検討報告書」が提出されたことに伴い、令和7年2月に町長から同審議会に諮問し、これまでに計5回の会議が行われました。
同審議会は、町内の公共団体等の代表者や住民で構成しており、会議では、町議会議員及び有識者からの意見聴取や検討報告書の検証、住民アンケートを実施したほか、社会情勢や近隣・同規模自治体との比較を踏まえる等、さまざまな角度から慎重に調査・審議がなされ、次の内容が答申されました。
▽答申内容
期末手当支給割合を現行の4.6月分から常勤特別職の3.45月分に合わせることを前提として、議員報酬月額を現行の23万5千円から27万4千円へ増額する。
▽審議会での主な意見
・議員の活動内容や報酬増額に関する住民説明が不足している。
・報酬増額は、議員のなり手不足解消の一つの要素ではあるが、それだけで解決し得るものではない。
・報酬月額は、他の自治体と比較しても高い水準にあるものの、近年の物価上昇等の社会情勢を考慮せざるを得ない。
・国家公務員一般職の基準に基づいた期末手当支給率は、町長との比較で報酬額を算出する方法との整合性を欠いている。
答申を受け、戸嶋町長は「答申内容や町民の皆さんの意見をしっかり議会に伝え、理解していただけるように努めていく」と話していました。
答申に関わる詳細は、ホームページからご覧ください。
お問い合わせ先:町総務課(担当・中瀨)
【電話】32-6700