くらし 動脈硬化を予防しようシリーズ(2回目)

■高血圧って?
今月は、動脈硬化に関連する『高血圧』についてお伝えします。血圧とは、心臓から全身に送り出された血液が血管の壁を押すときの圧力のことです。

血圧は2つの数値で表され、上の血圧(収縮期血圧)は、心臓が収縮して最も強い圧力がかかっているときの値で、下の血圧(拡張期血圧)は、心臓が拡張して送り出した血液が心臓に戻ってきたときの値です。

血圧は、心臓が1回の収縮で送り出す血液の量と、血管の太さや血管の壁の硬さによって決まります。送り出す血液量が多く、血管が細く、血管壁が硬いほど血圧は高くなります。

◇高血圧の基準値
・診察室測定の場合、140/90mmHg以上
・自宅測定の場合、135/85mmHg以上

高血圧になっても自覚症状はほとんどありませんが、血管は硬くもろくなり、動脈硬化のリスクとなるため、早期発見・早期治療が大切です。

NEXT:次回は、高血圧予防の食事についてお伝えします。