くらし 「住み心地の良い町」日本一を実現するために

■遠藤町政2期目スタート
市川三郷町長選挙が10月14日告示され、遠藤浩氏のほかに立候補の届け出がなく、現職の遠藤氏が無投票で当選人と決定されました。

このたび、市川三郷町長選挙において無投票で再選の栄を賜りました。私の一期目の町政運営が御評価されたものと町民の皆様の御理解、御協力に感謝と御礼を申し上げます。
現時点での基本的な考え方等をお示し申し上げます。
一つ目の基本的な考え方は、多様な形式により町の方針や計画、考え方の情報発信を増やすことによる、対話を重視した開かれた行政運営の実現です。
まず、財政非常事態宣言解除については、宣言の根拠であった単年度収支の黒字化、経常収支比率の改善などの現状をお示しし、住民の皆様に御意見を伺いながら、宣言解除に向けて検討してまいります。
そのうえで、私たちの目指すべき姿である「少子高齢化による人口減少社会であっても持続可能な自治体経営」を実践していきます。そのためにも、今年度は行財政改革推進計画アクションプランにしっかり取り組むことが重要です。
次に、小中学校適正規模・配置等の課題については、本年9月に町教育委員会より基本計画が示されました。町の方針を固め、住民説明会で御意見を伺ったのちに議会で町の基本計画をお示しします。
二つ目の基本的な考え方は、税金以外の稼ぎ出しができる仕組みづくりについてです。経常収支比率が改善傾向に転じたとはいえ、まだまだ硬直化した財政状況を改善しつつ、今後も行政運営を継続するために多様な歳入拡大策の検討・実施が重要です。あらゆる可能性を研究し実践していきます。
六郷インター周辺開発に係る課題については、企業誘致など着実に取り組むとともに、新たな活性化施策を打ち出すことで、六郷地区の新時代活性化政策を展開できればと考えます。町の財政と地域内の経済をそれぞれ活性化させ、好循環による「新しい地域経営」を実践してまいります。
三つ目の基本的な考え方は、交流・関係者人口対策です。日本体育大学およびゆかりの会「りんどう」、オマーン大使館、市川團十郎事務所などさまざまな関係性を一層充実してまいります。平成15年市川大門町議会当選以来22年間の経験と実績、人脈を駆使して地域経営に取り組み、住んでいる人が地域を愛し、地域を誇り、地域に暮らす意義を実感できる「住み心地の良い町」日本一を目指します。町民の皆様の御理解、御協力を賜りますようお願い申し上げます。

●遠藤 浩(えんどうひろし)
▽主な経歴
H15・5~H17・9 市川大門町議会議員
H17・10~H25・9 市川三郷町議会議員
H25・10~R3・10 山梨県議会議員
R3・10~ 市川三郷町長