くらし 消費生活センターだより

■「〇〇ペイで返金します」と誘導する通販サイトの返金詐欺にご注意を!
通販サイトで商品を注文し代金を前払いした消費者が、販売事業者から「欠品なので〇〇ペイを使って返金します」などと説明され、スマホで返金手続きを行ったところ、返金してもらうはずが逆に送金してしまった、という相談が寄せられています。こうした通販サイトは「返金してほしい」という消費者の心理につけ込む“偽サイト”と考えられます。コード決済アプリによってはアカウント同士で残高を「送る」「受け取る」機能があるため、悪意のある相手方の指示に従って操作すると、二重にお金を騙し取られてしまいます。また、消費者自身が操作しているため、コード決済事業者の補償が受けられないケースが多くなっています。

●消費者へのアドバイス
・通販サイトを利用する際は、販売事業者の所在地や連絡先、責任者名などの情報をしっかり確認しましょう。不審なサイトからの注文はやめましょう。
・商品購入後に「〇〇ペイで返金します」と連絡があった場合は、詐欺を疑いましょう。相手方の指示に従ってはいけません。
・よく知らない相手に対して安易にスマホの画面共有を許可したり、相手の指示に従ってスマホを操作することは絶対にやめましょう。

●偽サイトを見分けるチェックポイント
・日本語の表記が不自然である。
・希少な商品にもかかわらず入手が可能になっている。
・ブランド、メーカー品なのに大幅に値引きされている。
・支払方法が振込みや電子マネーに限定され、振込先名義が個人名である。
・キャンセル、返金、返品のルールがどこにも記載されていない。
・事業者の名称、住所、電話番号などが明確に表記されていない。

不安に思ったり、トラブルになった場合には、一人で悩まず、上田市消費生活センター(【電話】75・2535)や消費者ホットライン(【電話】188)にご相談ください。