- 発行日 :
- 自治体名 : 長野県伊那市
- 広報紙名 : 市報いな 令和7年5月号
■吉田浩之(よしだひろゆき)
▽農業政策について
問:「5年水張りルール」についての市長の考えは。また、最新の状況はどうなっているか。
答:市長…今後、制度見直しの詳細が示される見通し。見直しは歓迎したい。
問:令和9年度以降、水田機能が復活しても交付金対象とならない。制度見直しを要望すべき。
答:市長…県市長会などを通じて制度改善を要望してきた。
問:農業機械の集約化についてJAに働きかけてはどうか。
答:市長…経費の節減など期待できる反面難しい一面もあるが、目標地図の話合いなどを通じて働きかけていきたい。
問:ドローンの農業での活用について、どう位置付けていくか。
答:市長…担い手不足を補い作業の効率化など期待できる。サービス事業体の育成を支援したい。
問:農地継承の実態を把握しているか。またその対策は。
答:市長…全てを把握していないが、引き続き相談に乗るとともに情報の発信に努めたい。
問:農業経営をどう考えているか。またJAが支援を行うよう伊那市が後押ししてはどうか。
答:市長…経営の視点は不可欠。引き続きJAなどの関係者と連携して支援していきたい。
■柳川広美(やながわひろみ)
▽介護施設の苦境を市としてどう救うか
問:新型コロナ禍後、介護認定者数が減り、介護施設の経営は厳しい。物価高騰も施設経営を直撃している。今後の認定者数の見込みは。市として苦境の介護施設の支援を。
答:市長…高齢者や認定者の減少が進む一方、介護者不在世帯の増加で入所希望者は増加する。県が価格高騰対策を行うため、性質上重複しないよう市では見送った。
▽障害者福祉サービス事業所さくらの家の生活介護事業の廃止方針について
問:社会福祉協議会は赤字で生活介護を廃止する。市として支援を。社会福祉協議会の赤字は市のデイサービス施設分が多いのではないか。
答:市長…社会福祉協議会から相談があれば検討する。デイサービスは検討組織をつくり、今後の方針を社会福祉協議会も含め考える。
▽市内西循環バスの運行コースについて
問:バスの運行コースを8の字にしてはどうか。
答:市長…利用者の声を聞きながら、利便性の向上について検討していきたい。
■篠塚(しのづか)みどり
▽健康診断での骨密度検査について
問:骨粗しょう症などの骨の病気の予防や早期治療のため、市の健康診断に無料の骨密度検査の導入を。
答:市長…予防に重点を置きながら、骨折、筋骨格系疾患罹患状況を注視し検討する。
▽乳児オムツ券に粉ミルク代導入について
問:赤ちゃんのミルク代負担軽減に向け、乳児オムツ券で粉ミルクを購入可能としては。
答:市長…子育て応援給付金、出産祝金などを活用していただきたい。
▽母子手帳アプリシステム導入について
問:母子手帳アプリ「母子モ」の導入は。
答:市長…令和7年5月1日から運用する。成長の記録や、乳幼児健診、予防接種などの情報を閲覧できる。
▽出産直後に寄り添う「産後ドゥーラ」の必要性について
問:ママヘルプサービス事業への参入は。
答:市長産後ケアサービスの一つとして周知していく。
■野口輝雄(のぐちてるお)
▽全国的に不登校が増加している中での伊那市の現状と対策
問:全国的に不登校児が増えている現状の中、伊那市の不登校児に対する対策について、
(1)学校以外の多様な学び場の現状と利用状況は。
(2)学校以外で学んでいる子どもたちは全て教育委員会の元で出席扱いにすべきではないか。
(3)少人数の小学校に多くの不登校など支援の必要な子どもたちがいる現場がある。早急に支援員などの加配が必要ではないか。
答:教育長…
(1)中間教室(小学部、中学部、夜間部、伊宝館、寺子屋)に35人が、民間のフリースクールに40人前後が在籍している。
(2)市教育委員会が基準を示して在宅でのオンライン学習やフリースクールでの活動を出席扱いとする経緯はあるが、文科省の定める基準を満たす必要があるため、全てを出席扱いにすることは現時点では考えていない。
(3)特別に支援が必要な子どもが増えている学校については、今、特別支援員の増員を計画し努めているところである。
■湯澤武(ゆざわたけし)
▽地域防災力の強化について
問:災害時のトイレ確保にトイレトレーラーの導入を。
答:市長…直置きのコンテナ型トイレの導入を検討している。
▽買い物支援「ゆうあいマーケット」の全市展開について
問:買い物支援「ゆうあいマーケット」の全市展開は。
答:市長…来年度10月を目途に西春近、西箕輪、竜西の一部へ拡大展開する。買い物困難者支援と見守りを大切にし、登録者を増やしていきたい。
▽帯状疱疹予防ワクチン定期接種の開始について
問:帯状疱疹ワクチン定期接種の計画と内容は。
答:市長…4月から開始する。自己負担5割。国の規定で対象となる65歳と、70歳から5年刻み年齢の方に通知する。
▽特別障害者手当の申請について
問:特別障害者手当の申請に当たり、より丁寧な窓口説明を。
答:市長…より丁寧な説明を行う。