文化 文化施設だより 2025年6月号

※それぞれの日程や内容が変更になる場合があります。詳しくは市公式ホームページをご覧いただくか、各施設にお問い合わせください。

■令和7年春季企画展「高遠石工守屋貞治の美意識」関連イベントぞくぞく開催!
高遠町歴史博物館では、現在開催中の企画展にあわせた関連イベントを随時催しています。実施中の「石仏御朱印(せきぶつごしゅいん)ラリー」では、館内12ヶ所にある石仏モチーフなどのスタンプを専用台紙に押しながら展示をお楽しみいただけます(台紙がなくなり次第終了)。
これまでに高遠石工ガイドによるギャラリートークや地域おこし協力隊による高遠臼(たかとおうす)を用いた蕎麦の臼挽(うすび)き実演、伊那フィルハーモニー交響楽団メンバーによるコンサートなども開催しました。
6月7日(土)・14日(土)には歴博講座「『守屋貞治(もりやさだじ)旅日記』を読む」を開催します。
春季企画展は6月15日(日)までです。まだご覧になっていない方は、ぜひお越しください。

伊那市立高遠町歴史博物館
【URL】https://www.inacity.jp/shisetsu/library_museum/rekishihakubutsukan/index.html

■Inspection Report
社会教育委員が行く　進徳館夏の学校
令和6年7月26・29〜31日(進徳館)

高遠町公民館主催の「進徳館夏の学校」に、ボランティアスタッフとして参加させていただきました。
参加対象は高遠町の小学生で、江戸時代末期に建てられた貴重な藩校の進徳館を会場に、夏休みの宿題や論語の素読(内容の解釈を加えずに、文字を声に出して読むこと)、講師のお話、経木(きょうぎ)(木を薄く削った日本伝統の包装材)を使った灯籠作りなどを行い、子どもたちにとって非常に良い経験になったと思います。
江戸時代の藩校を会場にして論語の素読を行っている学校なんて、日本中のどこにもないのではないでしょうか?大人になって都会に出たら、絶対に「おらが町の誇り」として自慢できると思います。
ボランティアスタッフとして中学生や高校生も参加しており、高遠町地区全体で子どもたちの健全な育成のために、努力している様子に感動しました。すべてのスタッフの皆さん、そして元気をいただいた参加者の子どもたちに感謝申し上げます。
田中　秀之(たなか　ひでゆき)
※今年も各公民館等で夏休みを利用した学習補助・体験学習が行われます。