- 発行日 :
- 自治体名 : 長野県伊那市
- 広報紙名 : 市報いな 令和7年10月号
10月1日は「メガネの日」です。視力で困ることがなかった私でしたが、10年ほど前に漢数字の二と三が判別できず、いよいよと覚悟を決めて老眼鏡を作ることにしました。眼鏡店で検査を受けると、何年も前から老眼や乱視を我慢していたのだと教えられました。出来上がった老眼鏡は手元がよく見えるものでしたが、すでに文字離れが進み、いちいちかけたり外したりするのが億劫(おっくう)でもある私は、十分に活用できずにいました。
最近のこと、老眼の進み具合が多少気になっていたタイミングで以前の店から案内はがきが届きました。新しい眼鏡は必要なのかはっきりしないまま店を訪れました。一級技能士で信頼感がもてる店主は、時間をかけ丁寧に状況を確認してから中近両用レンズを薦(すす)めてくれました。視線の移動にさえ慣れれば、かけたままで手元の小さな文字もパソコンも、離れたテレビ画面もくっきり見えるものです。
10月には「目とメガネの旬間(じゅんかん)」も「読書週間」もあります。この室内用の視野の広い老眼鏡を使いこなして、以前のように新聞を読んだり読書をしたりしたいです。
美篶公民館 宮下徳雄(みやしたとくお)
