- 発行日 :
- 自治体名 : 長野県伊那市
- 広報紙名 : 市報いな 令和7年11月号
■展覧会情報
◇「戦後80年展-創造の翼を広げる作家たち-」
会期:11月1日(土)~令和8年1月30日(金)
内容:戦争を体験した収蔵作家の戦中・戦後における作品とともに現代作家の平和への願いをこめた作品を展示します。独自に創造の翼を広げる作家たちの作品から戦後80年を振り返ります。
作家:池上秀畝(いけがみしゅうほ)、江崎孝坪(えざきこうへい)、戸田祐暉(とだゆうき)、福沢一郎(ふくざわいちろう)、堀田操(ほったみさお)、張替正次(はりかえしょうじ)、木内克(きのうちよし)、土方久功(ひじかたひさかつ)、山岸主計(やまぎしかずえ)、小泉清(こいずみきよし)、北原勝史(きたはらかつし)、坂本勇(さかもとゆう)、柴田久慶(しばたきゅうけい)、前田博(まえだひろし)、丸山栄一(まるやまえいいち)、村上忠志(むらかみただし)
◇「魅惑のガラス世界」
会期:11月1日(土)~令和8年1月30日(金)
内容:熔壌ガラスの生みの親であり、日本ガラス工芸の第1人者である江副行昭(えぞえゆきあき)のガラス作品と沖正一郎(おきしょういちろう)コレクションより寄贈の中国工芸の精華である鼻煙壺を展示します。
■アートスクール[要予約]
◇年賀状ステンシル講座
日時:12月13日(土)午前9時30分~正午
講師:佐伯有香(さいきゆか・美術館学芸員)
場所:信州高遠美術館2F研修室
受講料:1,500円※材料費込
内容:クリアファイルでオリジナルのステンシルの型をつくって年賀状をつくります。
持ち物:エプロン又は汚れてもよい格好で。ぞうきん、はさみ(あればカッター)年賀状5枚程度、絵手紙用はがきでも可(絵手紙用はがきは美術館で追加購入できます。1枚30円)
◆今月の一押し!
「戦後80年展―創造の翼を広げる作家たち―」より
「アッツ島」
制作年不明
木版画・紙
山岸主計(やまぎしかずえ)
(1891-1984)
山岸主計は上伊那郡美篶村(現…伊那市)に生まれます。15歳で上京し、木版彫刻家・武藤李吉(むとうりきち)に師事。その後読売新聞社に勤め挿画を彫り、木版の腕を磨くと同時に黒田清輝(くろだせいき)率いる葵橋洋画研究所で美術を学びます。
1926年から3年間、欧米15か国を巡り、各国で視察と版画の実技を行いながら後に着手する「世界百景」シリーズの写生も進めました。
戦中、山岸は報道班員として従軍、アジア諸国へ赴き戦地の光景を作品に残しています。また地域によっては野戦病院を慰問し、版画の寄贈や展覧会を開催しました。
当館にはその時代に制作された作品が多数収蔵されており、この作品は第二次世界大戦の戦いの一つ、1943年のアッツ島での戦闘を主題に制作されたと思われます。
収蔵作品展「戦後80年展創造の翼を広げる作家たち」は11月1日(土)から令和8年1月30日(金)まで開催します。
▼11月休館日
4日(火)、11日(火)、18日(火)、25日(火)
問合せ:信州高遠美術館
〒396-0213 伊那市高遠町東高遠400
開館時間…午前9時~午後5時(最終受付は午後4時30分まで)
入館料…大人500円(400円)
※( )内は団体および割引料金
※高校生および18歳未満の方、障害者手帳などをお持ちの方とその付き添いの方1人は無料です。
【電話】0265-94-3666【FAX】0265-94-3936【E-mail】[email protected]
