くらし ひとりひとりができること ゼロカーボンアクション30

脱炭素社会の実現には、一人ひとりのライフスタイルの転換が重要です。「ゼロカーボンアクション30」にできるところから取り組んでみましょう!

■第10回 空気の熱でお湯を沸かそう
CO2(二酸化炭素)の排出量を削減し、地球温暖化の進行を緩和する「ゼロカーボンアクション」。今回は、エコキュート(ヒートポンプ給湯器)についてご紹介します。
前回(2月号)は、エネルギー転換についてご紹介しました。その中で、化石燃料から電気への転換の一例としてエコキュートの使用に触れましたが、今回は「空気の熱を利用しお湯を沸かす」エコキュートについてご説明します。
エコキュートでは、電気で直接熱を作ってお湯を沸かすのではなく、空気の取り込みや冷媒の圧縮・膨張などに電気を使っています。細かい説明は割愛しますが、この空気の熱を利用した仕組みはエネルギー効率が高く、使う電気エネルギーの3倍以上の熱エネルギーを作ることができると言われています。これにより、灯油ボイラーやガス給湯器、ヒーターを使った電気温水器よりも効率よく、安くお湯を作ることができます。安い深夜電力を使って夜間にお湯を作ることで、光熱費をさらに削減することが可能です。
また、太陽光パネルと組み合わせて、発電している日中にお湯を作ることで、発電した電気の有効活用ができるようになるほか、暖かい昼間の空気を利用することでお湯を作る効率自体も上がります。
今年の4月からエコキュートの購入・設置費に対する市の補助制度が始まったほか、県の補助制度(省エネ家電購入補助)、国の補助制度(給湯省エネ2025事業)も活用できます。いずれも申請には条件があり、予算上限に達し次第終了となりますので、お早めに市内の電気工事店等にご相談ください。

▽エコキュートの導入による効果
ガス・灯油給湯器をエコキュートに替える
・1人当たり1年でCO2排出121キログラムの削減
(環境省「COOLCHOICEから引用」)

問合せ:ゼロカーボン推進課 ゼロカーボン推進係
【電話】0269-67-0732(課代表)