- 発行日 :
- 自治体名 : 長野県飯山市
- 広報紙名 : 広報飯山 令和7年5月号
《実施報告》
■前例にとらわれない活動を
地区公民館長・公民館 職員合同会議開催
令和7年度第1回飯山市地区館長・公民館職員合同会議が4月11日に開催されました。会議では飯山市公民館の基本方針が確認されるとともに、各公民館の事業実績と計画が報告されました。
令和7年度、飯山市公民館では「前例にこだわらずに自分たちで楽しいことを工夫してやろう」という基本理念のもとに公民館活動を計画しています。事業計画発表では、地区の皆さまの要望を受けて開催する新規事業や、地域資源を活かした新たな試みなどについて発表がありました。
飯山市地区公民館長会正副会長の選出も行われ、会長に太田公民館の酒井淳一さん、副会長に木島公民館の小出清美さんが選任されました。
また、4月1日付けで新任・再任となった公民館長へ辞令の交付が行われました。
※詳細は、本紙またはPDF版をご覧ください。
《実施報告》
■日頃の成果発表の場に
飯山市民芸術祭開催
第45回飯山市民芸術祭が開催され、舞台部門は4月13日に飯山市文化交流館なちゅらで、展示部門は4月19日、20日に飯山市公民館と飯山市美術館で行われました。
舞台部門は朗読やダンス、合唱などさまざまな団体が日頃の練習成果を発表しました。展示部門では、作者が来場者に対して自分の作品の解説をする場面も見られました。
《シリーズ》
〜小菅の里及び小菅山の文化的景観〜
●小菅は文化財の宝庫
小菅はかつて飯縄・戸隠とならんで北信濃の三大霊場として信仰を集めた地域です。小菅山の草創についての確実な史料は残されていませんが、伝存する「小菅神社木造馬頭観世音菩薩坐像」(長野県宝・左下写真)が平安時代後期の作とされることから、小菅山信仰はこの頃にさかのぼると考えられます。
中世には小菅山元隆寺(がんりゅうじ)として多くの僧坊等をもつ大寺院として隆盛をきわめたとされ、この頃に制作された美術品が現在も小菅に伝えられています。小菅山元隆寺は戦国時代に灰燼(かいじん)に帰したと言われますが、建物や坊院が再建され、さらに近世には飯山藩の歴代城主の崇敬(すうけい)のもとに修理や寄進が行われ、多くの宝物や建造物は神社や区民により維持されて現在に至っています。また美術品のほか、小菅神社奥社本殿(重要文化財)を核として、護摩堂、講堂、仁王門(いずれも長野県宝)、菩提院、観音堂、里宮といった宗教的建造物が集落内に建立されています。
▽小菅の文化財
・国指定・選定 3件
・県指定 県宝7件、県天然記念物1件
・市指定 有形文化財5件、天然記念物2件、史跡1件
6月21日(土)に小菅の文化的景観に関するシンポジウムが行われます。詳細は下記をご覧ください。
問合せ:飯山市教育委員会 市民学習支援課
【電話】0269-62-3342(飯山市公民館)【FAX】0269-62-5940(代表)
《お知らせ》
■小菅の重要文化的景観選定10周年
記念シンポジウム「みんなで語る 小菅の魅力とこれから」
日時:6月21日(土)10:00~15:30
会場:飯山市公民館講堂(入場無料)
内容:
〔午前の部〕(10:00~11:30)
・中学生・高校生による学習発表
「ふるさと学習から学んだこと・ふるさとのこれから」
発表学校:城南中学校、城北中学校、下高井農林高等学校
〔午後の部〕(13:00~15:30)
・パネルディスカッション
「小菅を知らない人が聞く小菅の魅力-委員・担当者が答えます!!-」
パネルディスカッション司会:鈴木幸香(長野県立歴史館学芸部総合情報課文化財専門員)
パネラー:
・梅干野成央(ほやのしげお)(信州大学学術研究院工学系建築学科准教授)
・鷲尾恒久(小菅区民代表)
・市民学習支援課文化財係事務局
・基調講演
永井ふみ(文化庁文化財第二課文化的景観部門文化財調査官)
「小菅の重要文化的景観選定10周年~これからに期待すること~」(仮題)
問合せ:飯山市ふるさと館
【電話】0269-67-2030
《お知らせ》
■飯山市ふるさと館夏季企画展重要文化的景観選定10周年
「文化的景観 小菅の里」
小菅の国重要文化的景観選定10周年に合わせて、小菅の魅力や飯山市の文化的景観の取り組みについて紹介します。
会期:6月14日(土)~8月24日(日)
場所:飯山市ふるさと館企画展示室
開館時間:9:00~17:00(入館は16:30まで)
休館日:毎週月曜日(月曜祝日の場合翌平日)
入館料:大人200円・小中学生100円(市内小中学生は無料)
問合せ:飯山市ふるさと館
【電話】0269-67-2030