くらし [特集]令和7年度塩尻市予算(1)

令和7年度一般会計予算の総額は318億円で、対前年度比2.3%増の7億円の増額となります。予算の概要と、主な取り組みをお知らせします。

■一般会計318億円
▼一般会計の歳入

▽市税の内訳

▼一般会計の歳出

▽歳出を目的別に分類

◆積極的に重要課題に予算配分
令和7年度は、「第六次塩尻市総合計画」第一期中期戦略の中間年に当たります。本市の目指す都市像「多彩な暮らし、叶えるまち。―田園都市しおじり―」の実現に向け、着実に市政を進めるとともに、DX推進、公共施設の老朽化対策、物価高騰対策などの重要課題に対しても積極的に予算を配分しました。
歳入では、市税が前年度比2・1%増額の105億8140万円となりました。給与所得の増加を見込むことにより個人市民税が増額、新築住宅の増加を見込むことにより固定資産税が増額となります。また、地方交付税は前年度比5・7%の減額となりました。
歳出では物価高などにより、物件費が増加しました。また、人事院勧告に伴う人件費の増加や、国の制度改正などに伴う扶助費の増加などにより、義務的経費が前年度比で8億9863万円増加しました。

◆各部長のマネジメントの下、自律的な予算編成
7年度は、着実に市政を発展させるとともに、百瀬敬市長のマニフェストに掲げる施策についても、さらにスピード感を持って事業展開を図る必要があります。大変厳しい財政見通しではありますが、限られた経営資源を有効に活用していきます。
主な政策課題に対応するとともに、各部のミッションを遂行するため、「(1)総合計画に基づく施策および市長マニフェストの推進」「(2)DXなどによる行政サービスの改革と生産性向上の推進」「(3)公共施設の老朽化対策の計画的な推進」「(4)原油価格・物価高騰への対応」「(5)財源の確保」を柱として、全職員の創意と工夫による予算編成を行いました。
また、平成27年度に導入した、行政評価・実施計画・予算編成を効果的に連動させた行政経営システムと、各部に一般財源を包括的に配分する「包括予算制度」により、各部長のマネジメントの下、自律的な予算編成を行いました。本紙の4ページからは新年度の主な事業を紹介します。

▽年度別当初予算額の推移

◆会計別予算額
◇一般会計
市税や国、県からの交付金などを主な財源とする会計で、事業の大部分を占めています。

◇特別会計
特定の事業を行うための会計で、主として保険料や使用料などの収入で賄われています。

◇公営企業会計
事業によって得る収入で支出を賄う独立採算型の会計です。


※端数調整のため、必ずしも合計などは一致しません。

※7年度予算の詳細は、本紙のコード(市ホームページ)でご覧ください。

問合せ:財政課財政係
【電話】0263-52-0280(内線1361)