- 発行日 :
- 自治体名 : 長野県小海町
- 広報紙名 : 小海町公民館報 第559号
文:故 畠山久紀
《ヨモギ》
キク科
4月~6月
野原や山地に自生する多年草。葉は深く切れこんだ形をしており、表面は緑色だが、裏面は白毛を密生させている。若芽は全体が白毛におおわれている。
■食べ方
早春に出る若芽を採取するが、大きくなったものでも茎先を利用できる。香りや美しい緑色を楽しむため、草餅には欠かせない素材。他にも、ごま和えや酢みそ和え、天ぷら、細かく刻んでヨモギ飯にしても美味しい。タンパク質、カルシウム、ビタミン類なども豊富。
■ヨモギと玉ネギと桜エビのかき揚げ
薄切りした玉ネギ(1/4個)、桜エビ大さじ6、ヨモギ50gを混ぜ、衣を付け170度の油で揚げる。レモンをかけて食べる。
■草餅
◇材料
(約20個分)餅米1升、茹で刻んだヨモギ60~120g、こしあん300~400g、片栗粉
◇作り方
(1)茹でたヨモギは固く絞って包丁で細かく刻む。
(2)蒸した餅米をつき、半つき状態になったらヨモギを入れ、さらにつく。
(3)つきあがった餅を手で伸ばし、その中にこしあんを包むようにして丸め、その回りに片栗粉をまぶし、余分な粉を取り形を整える。