- 発行日 :
- 自治体名 : 長野県小海町
- 広報紙名 : 小海町公民館報 第563号
本間上 宮沢祐希
四年前、私は地元岐阜県を離れ長野県へ来ました。数年仕事をしたら帰るだろうと思っていましたが、結婚をきっかけに小海に移住することになりあっという間に一年半が過ぎました。
小海に来たばかりの頃は知り合いがほとんどいませんでしたが、娘が生まれて児童館に通うようになってから、お母さん達や先生方とのつながりができました。みなさんとても親しみやすく、おしゃべりをしたり、子どもたちが遊んでいる様子を見たりするのは私の癒しの時間になっています。もっと時間に余裕ができるようになったら、木の器づくりやウクレレなどの趣味も再開したいなぁとも思っています。
私の家族も小海を気に入っていて、両親や兄姉家族もこれまでに何度も遊びに来ています。夏には、橋上のビアガーデンや本間の夏祭りにも参加して一緒に楽しみました。甥っ子達は八峰の湯で温泉に入った後、ご飯を食べるのを毎回楽しみにしています。もっと小海にいたいと言いながらみんな帰っていきます。
また、年々気温が上昇しているとはいえ、夏には高温多湿になる岐阜県美濃地方で生まれ育った私にとって小海で過ごす夏は快適です。しかし冬の凍みる寒さにはまだまだ慣れることができません。それでも、二十代の頃に一シーズンカナダで過ごしたくらいスノーボードが好きなので、スキー場が近くにあるのは嬉しいです。娘と一緒にまずはソリ遊びをすることをこの冬の楽しみにしています。松原湖での氷上のワカサギ釣りもやってみたいです。
私は地元を離れたことで、それまで当たり前だと思っていた故郷の良さに気付きました。この小海で生まれ育つ娘が、自分の故郷に愛着がもてるように、これからも小海ならではの良いところや楽しみをみつけながら過ごしていきたいと思います。
